映画『青夏 きみに恋した30日』(8月1日公開)にW主演する葵わかなと佐野勇斗が14日、都内で興行者向けに行われた「松竹宣伝キャラバン」にサプライズ登場した。

  • 左から葵わかな、佐野勇斗

    左から葵わかな、佐野勇斗

同作は、南波あつこによる人気コミックを映画化。夏休みの間、大自然に囲まれた祖母の家で過ごすことになった都会育ちの女子高生・理緒(葵)と、地元の高校生・吟蔵(佐野)は一夏の恋に落ちていく。

舞台挨拶等のイベントとは違い、出席しているのは映画館などの興行関係者のみ……という状況に、緊張した面持ちで登場した2人。葵は「お仕事中、すみません」と恐縮し、佐野は「まずはみなさんに観たいなと思ってもらえるように、たくさんしゃべります!」と意気込んだ。

その場で、同作とブシロード「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」、クリエイト「クリエイトバイト」、ロッテ「モナ王」の3社とのタイアップCMを発表。映画撮影中に、役柄や設定をそのままにCMを撮り下ろしたという。

作成中のCMを見た佐野は「今日改めて見させていただいて、ちょっと恥ずかしかったですね。ちょっと恥ずかしかったです……」とよほど恥ずかしかった様子。クリエイトバイトのCMで、机に手をかけ「がんばれよ」と囁くシーンが特に印象的だったという。

一方、葵は「漫画を読んだり本読んだりするのが好きで、物語のその後、スピンオフ的なものが見たくなる。CMで本編の筋とは違う2人の関係性を、見てもらえたらいいのかなと思います」とコラボCMの見どころを語った。

また、佐野が「アイスが大好きで、アイスのCMがすっごい嬉しい」と素直に喜びを表すと、微笑ましさに会場にも笑いが起こる。「すっごくいっぱいアイスを持ってきてくださったので、めっちゃ嬉しかったです。(アイスを割るシーンでは)何回か割らせてもらって、いっぱい食べて。本当はだめなんですけど、『失敗したら食べれる』みたいなことはちょっと思ってました。楽しかったです」と撮影を振り返った。

最後に葵は「映画では、『夏といえば!』みたいなことをたくさんやったので、観てくださった方が羨ましいなと思うような夏が詰まっていると思います。ぜひ観て欲しいなと思います」と頭を下げる。さらに佐野が「僕も演じて『これは、いい』と思いました! この『青夏』を見なかったら、皆さんの夏は始まりません! 始まらせません!」とたたみ掛けると、会場の関係者からも「おお〜」と声が上がる。佐野が「ぜひ、みなさん、一度でいいので、観てください! みなさんのためならなんでもします! ぜひお力を貸してください! お邪魔しました!」と挨拶をすると、会場中から拍手が起こっていた。