トゥ・ディファクトと大日本印刷(DNP)及びハイブリッド型総合書店「honto」は6月11日、20~50代の働く女性を対象とした「漫画に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2018年1月15~16日、有効回答は400人。

幹部・経営層の3割弱が「毎日漫画を読む」

漫画を読む頻度を尋ねると、全体のボリュームゾーンは「月1回」で31%。役職別では、幹部・経営層が最も高く「毎日読む」「2~3日に1回」がともに29%となった。漫画を読む時間を聞くと、全体では「30分未満」と「1時間未満」が各40%で最多。役職でも「30分未満」が多くを占めたが、幹部・経営層では57%が「1時間以上2時間未満」と回答した。

  • 左:漫画を読む頻度、右:漫画を読むのにかける時間

「女性向け」「男性向け」、どちらの漫画が好きか質問したところ、全体の69%が「女性向け漫画」と回答。役職別にみると、一般職・中間管理職は全体と同様の傾向だった一方、幹部・経営層は57%が「男性向け漫画」と答えた。

よく読むジャンルは、いずれの役職でも「恋愛」が1位。また幹部・経営層には「ファンタジー」を読む人がおらず 、「恋愛」の次に「ヒューマンドラマ」「仕事・職業」といったジャンルが好まれることがわかった。

漫画を読む理由については、役職に関わらず「暇つぶし」(30%前後)が最も多かったほか、「気軽に読めるから」(14~30%)。「仕事のストレス発散」(17~21%)などが上位に入った。また幹部・経営層では「心の支えになるから」が21%と、一般職(10%)・中間管理職層(12%)の2倍に上った。

ビジネスの役にたつ、心の支えになった漫画ランキングは、1位『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社)、2位『SLAM DUNK』(井上雅彦/集英社)、3位『働きマン』(安野モヨコ/講談社)となった。