ーーお子さんが生まれると、これまでになかった行事ができますよね。相武さんや家族にとって、行事や節句はどんなものでしょうか?
相武
子どものためにも、家族のためにも“区切り”として大切にしたいものです。その行事の意味を子どもたちに説明するきっかけにもなりますし。私は日本の美しいものを大事にして欲しいと思っているので子どもたちも特別に感じてくれるといいなと思っています。
ーーお子さんが生まれる前から行事やイベントを大切にしていましたか?
相武
実はあまりイベントには興味がないタイプでした。でも、親になり、せっかくの日本の風習や楽しみを子どもと共有したいと思うようになりました。
ーー女の子が生まれてのお雛祭りは、特に印象的だったのではないでしょうか?
相武
そうですね。長女の桃の節句は雛人形を買ってくれたわたしの実家の母を呼んで、ささやかなお料理と、雛祭りらしいかわいい和菓子でお祝いを。長女はそのときまだ生後6ヵ月。離乳食を始めたばかりだったので、何も食べることができず、うらやましそうに眺めてました(笑)。つかまり立ちもしない頃だったので、お雛様はリビングの真ん中に。その次の年からは、リビングに置いてあると雛壇に上ったりしそうだったので、あまり立ち入らない子ども部屋に飾ることにしました。