歌手の平原綾香が、12日に放送されたNHKの音楽番組『うたコン』(20:00~)で、平昌五輪で銅メダルを獲得したカーリング・藤澤五月選手からの手紙に涙した。
この日は、「一流スポーツ選手たちが力をもらった歌」を特集。その中で、藤澤が選んだパワーソングが、平原の10枚目のシングルでNHKトリノ五輪放送のテーマソングにもなった「誓い」だった。
藤澤が同曲に支えられていることを、平昌五輪開催中に知ったという平原。「憧れの選手が自分の歌を聴いてくださっていて本当に興奮しました」と語り、藤澤から手紙が届いていることが告げられると、「えー!」と驚きの声を上げた。MCを務める俳優・谷原章介が手紙を代読した。
「平原綾香さま 平原さんの『誓い』にはいつも助けられています。大事な試合の直前には、必ずこの曲を聴いて心を落ち着かせています。試合前は不安です。緊張します。時には怖くなって逃げ出してしまいたくなります。そんな時に平原さんの歌声を聴くと自分の大きな目標を思い出させてくれるのです。私が一番好きな歌詞、それは『たどり着くまで そのときまではきっと あきらめないから』シンプルな言葉ですが、私はいつもこの歌詞に助けられています。これからも大きな夢をたくさんの人に、勇気とあきらめない心を平原さんの優しい声で伝え続けてください。そしてもちろん私もずっと歌を聴かせていただきます。藤澤五月」
平原は目元を手で隠しながら涙。恥ずかしそうに「泣いちゃった……」と打ち明け、「私もいつも歌う時はそういう気持ちになる時が多いので、逆にそうやって自分の歌をそんな風に聴いてくださっているなんて、ビックリしました」と語り、「今日、がんばって歌います!」と気合いを入れてから「誓い」を歌い上げた。