マクロミルはこのほど、「紫外線(UV)対策」に関する調査結果を明らかにした。同調査は5月23日~24日、全国20~69歳の男女1,000人を対象にインターネットで実施したもの。
1年の中で、紫外線(UV)対策をすることがあるか尋ねたところ、65%が「する」、35%が「しない」と答えた。紫外線対策をする理由は、71%が「しみ・そばかす・くすみ・ほくろ予防のため」、60%が「日焼けをしたくない、美白を保ちたいから」と答えている。
男女別に紫外線対策状況を見たところ、女性は92%、男性は39%が紫外線対策をしていることがわかった。性・年代別に見ると、男女ともに若い年代ほど紫外線対策をする人が多い。特に男性は、若い世代になるに連れて紫外線対策をする人が増加し、20代男性においては、2人に1人以上が紫外線対策を行っている。
紫外線対策の月ごとの実施率を調査したところ、5月(46%)、6月(51%)、7月(63%)、8月(63%)、9月(51%)が紫外線対策を行う人が多かった。冬期(12月~2月)は紫外線対策をする人が全体の12%と少ない。特に男性はわずか1~2%と、ほとんど全ての人が冬期に紫外線対策を行っていないことがわかった。
紫外線対策を行っている人に、体のどの部位に対して実施しているのか聞くと、「顔」(95%)が最も多く、次いで「腕」(62%)、「首回り・胸元」(55%)、「手の甲」(34%)、「目」(19%)となった。
年代別で見ると、「目」の紫外線対策では、20代から50代までは実施率が12~17%であるのに対し、60代だけは35%と他の年代の倍ほど多かった。
使用している紫外線対策グッズを聞くと、「日焼け止めクリーム、ローション、ジェル」(86%)が最も多く、2位は「帽子、サンバイザー」(46%)、3位は「日傘」(41%)、4位は「日焼け止め化粧下地やファンデーション」(37%)、5位は「手袋、アームカバー」(32%)だった。
紫外線対策をしないと回答した人に、その理由を尋ねると、男性で最も多い回答は「日焼けが気にならないから」(50%)だった。女性は、「本当は対策したいが、面倒くさいから」(48%)が最も多い。
紫外線対策で不安なこと、わからないこと、困っていることなどを自由記入で聞いたところ、「スプレーは面倒くさくなくて良いが効果は塗るタイプより劣らないか心配である」「UVカットメガネはサングラスと同等の効果があるのか」「在宅時、窓から入ってくる紫外線がどんなものか気になる」といった声が寄せられた。