ロールス・ロイス・モーター・カーズは6月11日、同社初のSUVとなる「カリナン」の予約販売受付を全国6拠点の正規ディーラーにて開始した。

  • 6月11日に行われた発表会には、ロールス・ロイス・モーターカーズ アジア太平洋 リージョナル・ディレクターを務めるポール・ハリス氏(左)と、カリナン商品企画マネージャーのジョン・シアーズ氏(左)も登壇

2015年に開発が発表され、2018年5月にはライブストリーミングにてワールドプレミアが行われた同車両。これまでに発見された世界最大のダイヤモンドの名前を冠し、究極のラグジュアリー・オフローダーに仕立て上げられた1台となっている。

  • ボディサイズは、全長5,340×全幅2,000×全高1,835mm、ホイールベースは3,295mm

新型軽量アーキテクチャーと最新型自動レベリング式エアサスペンションを採用し、ロールス・ロイスの名高い“魔法の絨毯のような乗り心地”をオフロード・オンロード走行の双方で実現。既存のエアサスペンションシステムに、オフロード走行における路面からの衝撃を緩和する大型エアストラットを追加している。

  • 同社初の四輪駆動を採用し、1,600rpmの低回転域における850Nmの高トルク供給を実現するため、新型6.75リッターツインターボV12エンジンを開発。また、ひとつのボタンを押すだけで、車両のシステムを全てオフロード走行に最適化してくれるという

同車両のリアは、1930年代の「D-バック」のロールス・ロイスを思わせる3ボックスデザインとなっている。リアシートはオーナーのニーズに合わせ、「ラウンジ・シート」と「インディヴィジュアル・シート」の2つの仕様を用意。

  • 「インディヴィジュアル・シート」は、後席が独立した2席に分かれている

  • コンソールには、グラスなども収納できるクーラーボックスを備えた

  • 「ラウンジ・シート」タイプは、後席が3人乗りに

  • ロールス・ロイスとしては初めて、シートが前に倒れる構造になっているという

このほかにも同車両には、昼間・夜間野生動物・歩行者警告機能付ナイト・ビジョン/ビジョン・アシスト、アラートネス・アシスタント、パノラマビュー、全方位視野システム、ヘリコプタービュー付4カメラシステム、アクティブ・クルーズ・コントロール、衝突警告、交差交通警告/車線逸脱・車線変更警告、業界有数の7×3インチ高解像度ヘッドアップ・ディスプレイ、最新型ナビゲーション・エンターテインメント・システムなどの最先端技術が詰め込まれている。

価格は3,800万円で、納車は2019年第1四半期を予定。グレードは1種のみの展開となる。