ハワイアン航空は6月11日、初めて米国で製造されたエアバスA321neoを受領した。同機は、米国・アラバマ州のモービルダウンタウン空港そばに設立されたA320ファミリーの最終組立工場から納入された。

  • 米国で製造されたエアバスA321neoを初受領

    米国で製造されたエアバスA321neoを初受領

同機のエンジンには、プラット&ホイットニーのPW1000Gハイバイパスギヤードターボファンエンジンを使用。A321neoにはシャークレットと呼ばれる大型のウイングチップと新型の燃費効率に優れたエンジンを標準装備されており、前身のA321ceoよりも15%の燃費削減が可能であり、さらに2020年までに20%へと削減率を高める予定となっている。

  • 受領したA321neoは2クラス制

    受領したA321neoは2クラス制

ハワイアン航空は現在、ホノルル発着のポートランドとロングビーチ線の直行便をA321neoにて毎日運航している。今後、A321neoを導入した米国西海岸とハワイ諸島をつなぐ路線を追加し、2020年までに合計18機のA321neoの納入を計画している。

  • ハワイアン航空は現在、ホノルル発着のポートランドとロングビーチ線にA321neoを導入している

    ハワイアン航空は現在、ホノルル発着のポートランドとロングビーチ線にA321neoを導入している

ハワイアン航空のエグゼクティブバイスプレジデント(EVP)兼COOであるジョン・スヌーク氏は、「A321neoは、ハワイのおもてなしをより多くのゲストに提供するとともに、米国西海岸のネットワーク拡大、また、島々をつなぐ路線にアクセスするための理想的な航空機です。我々は、後続機の納入を楽しみにしている」とコメントしている。