歌手の小柳ルミ子らが、フジテレビ系『2018FIFAワールドカップ ロシア』(14日開幕)の「ワールドカップサーポーターズ」に就任。11日、東京・台場の同局で行われた出陣式に出席し、熱い思いを語った。
中継番組のMCを担当するジョン カビラの呼び込みで、激しいキックのポーズを決めながらハイテンションで登場した小柳。年間観戦数2,000試合という小柳は「(サッカーが)死ぬほど好きです。もう人生のすべてです!」と熱弁しながら、「ワールドカップが始まるワクワクと、もう終わっちゃう寂しさが今、同時に来ています」と、開幕前からすでに“ワールドカップロス”に陥っていることを明かした。
「ワールドカップサーポーターズ」には小柳のほか、息子が現役Jリーガー・六平光成選手の俳優・六平直政、タレントのJOYも就任し、出陣式に出席。さらに、サッカー界から、川口能活、リトバルスキー、遠藤保仁、稲本潤一、田中マルクス闘莉王、ラモス瑠偉、松井大輔という面々が、中継を盛り上げる。
それに加え、フジテレビではAIロボットによる広報活動も展開。ジョン カビラをモチーフにした、その名も「AIカビラくん」で、音声プログラムの作成のため、カビラ本人が「(声を)2時間みっちり収録した」という。
早速、出陣式の会場でお披露目され、小柳が会話を試すことに。しかし、「こんにちは、カビラくん」と何度話しかけても、カビラくんは無反応で、小柳は「ダメじゃん!」とご立腹。それでもめげずに話しかけたが、カビラくんは「今、何ておっしゃいましたか?」「うまく聞き取れませんでした」「もう一度お願いできますか?」とつれない返事だ。
すかさず、人間のカビラは「これはですね、私たちが今不安に思っている西野JAPANです。精度を上げるべく、今頑張ってます」とフォロー。その後、フジ系で28日(21:00~)に中継される「日本×ポーランド戦」の勝敗予想を尋ねると、直前の無反応が信じられないくらい流暢な口調で、詳しすぎる解説を交えて「2対1で日本!」と答え、小柳は「この子、頂いて帰りたい」と、すっかりお気に入りになっていた。
それから、カビラくんは急に前方へうつ伏せとなり、腕立て伏せを始めたかと思いきや、「転んでしまいました。誰か起こしてくれませんか?」と懇願。小柳が率先して起こそうと試みたが、会場内に“ポキッ”という音が鳴り響き、「ポキッて言ったよ!?」(小柳)、「どっかしら折れましたよ!?」(JOY)とパニック状態になってしまうと、その後、カビラくんが声を発することはなかった。
このカビラくんは、13日から17日まで、東京メトロ丸ノ内線新宿駅に展示。16・17・23・24日は、台場のフジテレビ本社にも展示される。
同局系では日本戦以外にも、「エジプト×ウルグアイ」(15日19:57~)、「コスタリカ×セルビア」(17日19:57~)、「デンマーク×オーストラリア」(21日19:57~)など、注目の試合をゴールデン帯に生中継する。