ジャーナリストの池上彰氏が、最近大きな話題になっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を分かりやすく解説する『池上彰のニュースそうだったのか!!』。 9日(18:56~20:54)の放送では、12日に史上初の米朝首脳会談が開かれることもあり、直前SPとして生放送で会談の行方を解説した。
テレビ朝日の丹羽敦子プロデューサーは、「ストレートに解説する形でもよかったのですが、池上さんから、『この会談は普段ニュースをあまり見ない人も注目している。だから、素朴な疑問に答える形にしよう』とのリクエストがありました」と明かす。そのため、街で「米朝首脳会談について池上さんに聞きたいこと」を集め、多かった質問を順に解説する形になったという。
今回、生放送になった理由を丹羽Pは「本当に12日に首脳会談行われるのか、そしてサミットではどんな話が出るのか、などニュースが動きそうだったので、生放送になりました」と明かし、「その結果、トランプ大統領がサミットを途中退席して早々とシンガポールに向かうなど、新しい話が入れられてよかったです」と振り返る。
また、池上氏は打ち合わせの時に「シンガポールでは、屋外でカメラが置ける位置が非常に限られている」と話したという。そして場所によって"使用料"も異なるらしく、「各社の中継見ててごらん。いくつか決まったところからしかレポートしないから」とのことだ。
そして丹羽Pは、「最初はゲストの皆さんからも1つずつ池上さんに聞いてもらおうと思ってたんですが、『たくさんありすぎて絞れない!』という方が多く、結果、完全フリーで自由に聞いて頂きました」と振り返る。かなり高度な質問も多かったが、さらっと答えていた池上氏。丹羽Pも「いや、さすがだなと思いました」と感想を漏らした。
またゲストには今回、台本がまったくなく、スタート時間と終わり時間、 CMの本数が書いてある程度の紙1枚だけを渡したという。「マネジャーさんに『2時間の生放送なのにこれだけですか!?』とちょっと引かれました(笑)」(丹羽P)。
次回(6月30日18:56~)は、今年も半分が終わることもあり、18年上半期の「今後が気になるニュース」がテーマ。今まさに動いているニュースから、「あったあった!」というニュースまで、池上氏ならではの視点で解説していく。