6月7日から、東京ビッグサイト(東京都江東区)にて玩具見本市「東京おもちゃショー2018」が開幕した。
新作続々! クルマのおもちゃの最先端が集結
出展社数197社、出展商品数約3万5,000点にものぼる玩具の祭典には、クルマやバイク関連のおもちゃも多数。ミニカーやラジコン、乗用玩具など、精巧に作り込まれた最新のおもちゃたちを紹介しよう。
まず訪れたのは、「トミカ」でおなじみの「タカラトミー」ブース。数々の新商品が並ぶ中、「トミカ4D(フォーディー)」というブランニューなトミカがひと際注目を集めていた。
従来のトミカにリアルな音と振動を加え、クルマのエンジンを表現したという同商品。「日産 GT-R」をはじめとする6車種が展開されており、予価は各1,600円。発売は10月を予定しているとのこと。
ブースの一角には、「トミカ」を題材としたアニメ『トミカハイパーレスキュー ドライブヘッド-機動救急警察-』の映画化に際し、日産が完全監修したというオリジナルデザインの「GT-R」も鎮座していた。
大人向けラインの「トミカプレミアム」には、ファン待望のフェラーリシリーズが仲間入りするとの朗報も。「テスタロッサ」や「ラフェラーリ」など、8月の発売を予定している新モデルがズラリ。
そのほか、「ディズニー」や「スターウォーズ」をはじめとする様々な作品とのコラボモデルも幅広く展示。道路セットなども展開され、ひとたび足を踏み入れたらその場を離れなくなるキッズが続出してしまいそうなほど見どころ満載なブースに仕上がっていた。
販売開始から50周年を迎えるアメリカのミニカーブランド「Hot Wheels(ホットウィール)」ブースも見逃せない。創立70周年の「ホンダ」アニバーサリーモデルや、“Sweet16”とも呼ばれる同メーカーから最初に発売された16台などが、ジャンプやループのパフォーマンスも楽しめるトラックセットの周囲に勢揃い。コレクターにはたまらない空間だ。
親子で盛り上がれる体験型の展示も!
トヨタは、小型EV「Camatte(カマッテ)」でクルマの旅を疑似体験できる「Camatte Journey」を出展した。昨年の同イベントで公開した「Camatte ペッタ」を旅バージョンにデコレートし、車両前方にはシアタールームを設置。
中に入ると、リゾート感のあるビーチサイドやアーバンな夜の市街地など、クルマの周りを囲むスクリーンからバリエーション豊かな景色の映像が流れてくる。自分の運転でロングドライブ気分を味わえる、子どもにとっては夢のようなプログラムだ。
東京都内のタクシー無線グループ「チェッカーキャブ無線協同組合」のブースでは、タクシー運転手体験会が行われている。運転席に腰かけ、例のレバーで後部座席のドアを開けるなど、普段は絶対に経験できない運転手の目線が体感できるという。
高級車をお手頃価格で!
会場内には、おもちゃの領域を超えているのではないかと感じさせるほどの乗用玩具もいくつか見受けられた。「Aijyu」ブースには、「Vespa(ベスパ) GTS Super」をはじめとする実車のデザインを忠実に再現したモデルが多数ラインナップ。インテリアとしても十分魅力的だが、中にはラジコン操作が可能なものもあるという。
「フェイス」のブースには、PCマウスやスピーカー、USBにキャリーケースまで、身の回りをクルマだらけにしたい人には持ってこいのアイテム群が所狭しと並んでいる。グッドルッキングなこれらのアイテムたちは全て実用性を兼ね備えており、クルマの所有欲も満たしてくれるかもしれない。
海外からの出展が過去最多の51社にのぼり、「グローバル」がイベントのキーワードとして挙げられていた点も興味深い。同イベントでは、おもちゃにおける世界のトレンドや、進化し続けるおもちゃの最先端を感じることができる。
「東京おもちゃショー2018」は、9・10日が一般公開となる。9日は9:00~17:00まで、10日は9:00~16:00までオープンしており、入場無料。クルマやバイク関連のおもちゃに限らず、会場内は大人の子ども心も確実に刺激されるような商品のオンパレードとなっている。
※価格は全て税別