「COMPUTEX TAIPEI 2018」のGIGABYTEブースには、マザーボード・グラフィックスカードのほかにも、ユニークな製品が展示されていた。その中から、アイデアもののLED搭載メモリと、電源、ゲーミングデバイスをレポートしよう。
「ダミー」でイルミするAORUSメモリ
ペリフェラルや電源、CPUクーラーなど多方面で製品を展開しているGIGABYTEだが、2018年の目玉となりそうなのがAORUSブランドのメモリ「AORUS RGB Memory DDR4 16GB」(DDR4-3200、8GB×2)だ。コラボレーションではなく、AORUS単独ブランドとなる。
ヒートシンクのトップにLEDを搭載する流行りのデザインだが、目からウロコなのがダミーモジュール。4枚セットのように見えて、メモリとしては2枚分、残る2枚はLEDを制御・発光させるための回路のみ搭載したダミーである。これはPCBをよく見れば分かる。
LEDメモリを搭載する場合、理想を言えば4枚ないし8枚といったように、スロットすべてを埋めたほうがキレイだ。しかし予算がかかるため、最小限の2本組みで妥協することが多い。この問題に対するGIGABYTEの答えがダミーモジュールだ。
見た目は4本でも実際には2本分のメモリとなるため、2本分のメモリとしては少し割高になるかもしれないが、4本メモリを買うよりも低コストだ。LED発光の制御は、当然AORUSマザーボードのユーティリティと統一できる。AORUSマザーボードと組み合わせるなら最適のメモリモジュールとなるだろう。
GIGABYTE電源ふたたび
久しぶりに登場予定のAORUSブランドの850W電源「AORUS AP850GM」。ラインナップには750WのAP750GMもあるとのこと。電源の変換効率は80PLUS Gold認証で、日本メーカー製コンデンサの採用、+12Vシングルレールなどが回路部の特徴。OCP/OTP/OVPなど、各種の保護回路も搭載している。
きょう体の奥行きがこの出力としてはやや短めの設計で、フルモジュラー式と合わせて組み込みやすそうだ。冷却には13.5cm径ファンを採用しており、これに低負荷時のファン回転停止機能も加えており、静音性にも期待が持てる。なお、LEDは搭載していないという話だった。
ゲーミングデバイスは2018年もラインナップを拡充
「AORUS M5」は、従来モデルからデザインやLED発光をアレンジしつた有線モデル。RGB LEDを搭載しており発光色の変更が可能だ。特徴的なのが背面のウェイト調節機能。センサーを中心に、その上下左右、やや後部と5つのゾーンに分けてウエイトを搭載できるため、自分好みのバランスに仕上げることができる。
光学センサーはPixart 3389チップを採用しており最大16,000dpi。ホイールの後ろの2つのボタンで4段階の大まかな調節が可能なほか、ソフトウェア上から詳細な調節に対応している。
RGB LED搭載マウスパッド「AORUS P7」も展示。マウスパッドの周囲をRGB LEDが照らし出すデザインで、このタイプの製品では電源入力部が大きくなりがちなのだが、本製品ではこの薄型化を実現し、有線マウスのケーブルがこの部分にひっかかることを抑えている。