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ヘリコプターによる輸送・クルージング等を展開するエクセル航空のヘリコプター(JA350D)は、6月7日15時30分頃、那覇空港から粟国空港へ空輸中に粟国島南東10マイル付近で不時着水した。同機には社員ひとりのみが搭乗しており、航空自衛隊那覇救難隊によって救助された。現在、原因等を調査している。

防衛省の発表によると、民間ヘリコプターが沖縄県那覇市北西沖約40kmでメーデーコールの後、レーダーから消失したため、7日15時33分、東京空港事務所長から航空自衛隊南西航空方面隊司令官に対し、捜索救助に係る災害派遣要請が行われた。

15時35分に那覇救難隊のUH-60×1機(在空機)が捜索活動のため現地に前進し、15時43分には那覇救難隊のUH-60×1機とU-125×1機が捜索活動のため航空基地を離陸した。15時52分、那覇救難隊のUH-60が上空からのホイスト吊り上げにより要救助者を救助し、16時07分に要救助者を那覇基地に搬送し、消防に引き渡しを完了した。17時47分には東京空港事務所長から撤収要請を受け、捜索救助活動終了となった。

同件に関しエクセル航空は、「現在原因等を調査中ではございますが、日頃からご利用いただいている皆様、周辺住民の皆様、その他関係者の皆様には大変なご迷惑及びご心配おかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」とコメントしている。