アウディは6月5日、Qファミリーと呼ばれるアウディSUVのラインナップに、ニューフェイスとなる「Audi Q8」が加わることを発表した。
同車両は、4ドアのラグジュアリークーペを連想させるエレガントなスタイルと、大型SUVの多用途性を兼ね備えたニューモデル。豪華な装備、包括的なコネクテッド機能、卓越したオフロード性能を特徴としており、ビジネスおよびレジャーの理想的なパートナーとして、2018年第3四半期にヨーロッパ市場へ導入される。
多用途、スポーティ、エレガントの3要素を満たす、優れたサイズとスペースコンセプトを実現。全長4.99×全幅2.00×全高1.71mで、姉妹モデルのQ7と比較すると幅は広く、全長と全高は短く低くなっている。
印象的な八角形デザインのシングルフレームグリルは、Qファミリーの新しい顔となる意匠。初代「Audi quattro」の特徴を継承したパワフルで洗練されたボディパネルは、フルタイム4WD特有のダイナミクスを表現している。
通常走行時、40:60の比率で前後のアクスルにパワーを配分するセンターディファレンシャルは、必要に応じてパワーの大部分を前輪または後輪のアクスルに配分することが可能。オプションで提供されるオールホイールステアリング(4輪操舵)は、リヤホイールを最大5度まで操舵する。すべての駆動システムは、新しいマイルドハイブリッドテクノロジー(MHEV)によって、極めて効率的に制御されているとのこと。
エレガントなインテリアは、明快なデザインで新しいプレミアム感を演出。また、MMIタッチレスポンス操作コンセプトにより、ほぼ全ての機能は2つの大型ディスプレイを介してタッチスクリーン操作することが可能となった。操作はすばやく簡単に行え、触覚と音のフィードバックで確認できる。
さらに、自然言語に対応したボイスコントロールにより、ドライバーは日常会話をするようにボイスコマンドを発話することができる。走行に関する情報は、フルデジタルのアウディバーチャルコックピットに表示される。
また、スマートフォンから車庫入れなどの操作を行える「リモートガレージパイロット」が2019年初頭に導入予定となる。ドライバーは車両から降りてスマートフォンの「myAudiアプリ」を使用することで、駐車プロセスを自動で開始できるとのこと。