NEXCO中日本東京支社は6日、静岡県小山町と共同で事業を進めているE1東名高速道路の足柄サービスエリア(上下線)に接続するスマートインターチェンジについて、正式名称が「足柄(あしがら)スマートインターチェンジ」に決定したと発表した。

  • 「足柄スマートインターチェンジ」完成イメージ。左側の写真が上り線側(左が東京方面、右が名古屋方面)。右側の画像が下り線側(上が名古屋方面、下が東京方面)

今回設置されるスマートインターチェンジはサービスエリア接続型であり、既存のサービスエリアに設置される出入口であることが明確に判別できる名称とする必要があり、当該サービスエリアの名称を用いた「足柄スマートインターチェンジ」に決定したという。名称については(仮称)足柄スマートインターチェンジ地区協議会で検討を行い、中部ブロック道路標識適正化委員会静岡部会の意見を踏まえ、決定された名称原案をNEXCO中日本と日本高速道路保有債務返済機構に伝達。同機構による所定の手続きを経て決定された。

「足柄スマートインターチェンジ」の整備により期待できる効果として、高速道路の利便性向上、観光振興、物流の効率化、防災機能の強化、救急医療への貢献などが挙げられる。具体的には、御殿場ICに接続する国道138号の渋滞区間を避け、交通が分散することで小山町・御殿場市街地へのアクセス性が向上することや、小山町内の周辺観光施設への観光客の増加への期待、東名高速へのアクセス時間が短縮されることによる物流の効率化などが期待される。