大阪府箕面市はこのほど、北大阪急行線延伸線に設置される新駅2駅について、終点駅を「箕面萱野駅」、中間駅を「箕面船場阪大前駅」とする新駅名の候補案を決定した。

  • 北大阪急行電鉄9000形で運行される千里中央行の電車。北大阪急行線は2020年度に千里中央駅から北へ2駅延伸される予定

北大阪急行線延伸線は、南北線を千里中央駅から北へ2.5km延伸し、新駅2駅を設置する計画。2020年度の営業開始をめざしており、箕面市では昨年12月から今年1月にかけて新駅の駅名候補案を公募していた。今回発表された候補案は、公募で寄せられた1,435件の案を踏まえ、駅名検討会議により決定したものだという。

終点駅の候補案「箕面萱野駅」は、かつてこの地が「萱野村」と呼ばれたことにちなみ「萱野」の地名を取り入れた。地元では現在も由緒ある地名として親しまれていることから、遠方からの来訪者にもわかるように市名の「箕面」を組み合わせた駅名とした。

中間駅の候補案「箕面船場阪大前駅」も、地元に根づいた地名にちなんだ駅名。駅予定地周辺は昭和40年代、大阪市の船場にあった繊維問屋街の一部が移転し、「大阪船場繊維卸商団地」として開かれた場所だった。今後は大阪大学箕面キャンパスが移転してくる予定もあることから「箕面」「船場」「阪大前」の3つの要素を組み合わせた駅名とした。

新駅名は今後、営業主体である北大阪急行電鉄が国へ手続きを行った上で、正式に駅名として決定される予定となっている。