JR東日本は5日、山手線・京浜東北線田町~品川間に開業する品川新駅(仮称)の駅名を募集すると発表した。同社が駅名の公募を行うのは初めてだという。募集期間は6月30日まで。駅名発表は2018年冬頃を予定している。
品川新駅(仮称)は品川駅から約0.9km、田町駅から約1.3kmのJR品川車両基地跡地内に設置され、2020年春の暫定開業、2024年頃の本開業を予定している。2面4線のホームを山手線・京浜東北線が使用し、駅舎は障子を想起する膜や木などを用い「和」を感じられるデザインに。駅ホーム上部の大きな吹抜け空間、日本の伝統的な折り紙をモチーフとした大屋根、駅舎東西の大きなガラス面などが特徴となる。
田町~品川間では「グローバル ゲートウェイ 品川」のコンセプトワードの下、国際的に魅力のある交流拠点の創出と「エキマチ一体のまちづくり」の検討を進めており、「世界中から先進的な企業と人材が集い、『えき』と『まち』とが一体的な空間として感じられる新しい街。この街の玄関として2020年に誕生する新しい駅の名前を、私たちは皆さまと一緒に考えたい」とJR東日本。品川新駅(仮称)の駅名は同社サイト内「新しい駅の駅名大募集」のページから応募できるほか、郵便はがきでの応募も受け付ける。
パソコン・スマートフォンからの応募は6月30日23時59分まで。郵便はがきでの応募は6月30日の消印まで有効。なお、品川新駅(仮称)の駅名に関して「応募数による決定ではなく、ご応募いただいたすべての駅名を参考にさせていただき、新しい駅にふさわしい名前を選考します」とのこと。採用された駅名を応募した人の中から、抽選で100名に同社オリジナルグッズをプレゼント。当選者の発表は商品の発送をもって代えるとしている。