6月4日(現地時間)に行われたWWDCの基調講演において、Appleは今秋に予定されるmacOS Mojave(モハべ)のリリースと同時に、Mac App Storeのデザインを刷新することを発表した。昨年リニューアルされたiOSのApp Storeと同様に、「Discover」タブにおいてストーリーやインタビューといったコンテンツの充実、および「Create」「Work」「Play」といった新しいタブの設置が図られる。

  • macOS Mojaveの新機能「ダークモード」にも対応した新しいMac App Store

iOSに続き、macOSもApp Storeを刷新

今回のリニューアルにおいて新たに設置する「Discover」タブでは、iOS版のApp Storeでも行われているように、ストーリーやコレクションといった形でMacのアプリケーションを紹介する編集記事を掲載。また、人気アプリケーションのトップチャートなども毎週紹介する。さらに、各アプリケーションの内容紹介には動画も利用できるようになる。

  • ストリーやインタビュー、Tipsといったコンテンツでアプリケーションを紹介する「Discover」タブ

  • 内容の紹介に動画を用いることが可能に。ゲームのグラフィックも購入前に体験できる

この他、新たに設置される「Create」「Work」「Play」「Develop」タブでは、各テーマ別のアプリケーションについておすすめの情報を紹介。すでにユーザーが利用しているアプリケーションについても、使い方のヒントやチュートリアルが提供される。

  • テーマ別におすすめのアプリケーションや役立つ知識を紹介する

同社ワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、フィリップ・シラー氏はこれについて「デザインが美しく刷新され、独自のエディトリアルコンテンツが加わったほか、人の手によるキュレーションが重視され、これまで以上に便利にMacを利用できるようになります」と述べている。

大手ベンダーの製品もMac App Storeから購入可能に

ここでは大手アプリケーションベンダー各社がMac App Storeにおいて製品提供を開始することも発表された。それによると、MicrosoftのOffice 365、AdobeのLightroom CC、Bare BonesのBBEdit、PanicのTransmit、Snap Inc.のLive Studio、Housepartyなどのアプリケーションが近日中に追加されるという。

新しいMac App Storeの提供はmacOS Mojaveのリリースと共に今秋からの予定。また、開発者向けのプレビューは発表当日より提供開始、パブリックベータ版は7月後半より提供される予定となっている。