台湾ASUSTeK Computerは5日、腕時計型の活動量計「ASUS VivoWatch BP」を発表した。血圧のリアルタイムモニタリングが可能な小型のウェアラブルデバイスとなる。
ASUSは2016年6月に「ASUS VivoWatch」を国内投入しているが、このVivoWatchシリーズに連なる製品となる。サイズ感に大きな変化はないが、「ASUS VivoWatch」では側面がシルバーでエッジが際立っていたのに対し、「ASUS VivoWatch BP」では側面を含め全体がブラック一色となっており、初代より丸っこくなった印象だ。
一番の特徴は、血圧のリアルタイム計測。ECG(心電図)センサーとPPG(脈波)センサーの2つを、本体の表面と裏面の両方に搭載し、本体左上にある銀色の丸いセンサーに指を約15秒ほど当てることで、指先と手首で測定した精度の高い血圧情報を得られる。
血圧以外に測定できる情報は、心拍、睡眠品質、ストレス度、活動量など。もちろん時計機能もあり、複数のウォッチフェイスを選択できる。
これら測定したデータや生活習慣などの情報から、同社のヘルスケアAI技術に基づいてパーソナライズ化されたアドバイスなどを、ユーザーに提供。医者にかかる時など、治療にも役立つという。
もうひとつ、大きな特徴として挙げられているのがバッテリ駆動時間だ。一般的な利用で28日間も電池が持つとのこと。日本での販売は未定ですが、ASUS JAPANの広報は「前向きに販売を検討している」としている。