Appleは6月5日、WWDCの基調講演にて、iOS 12、watchOS 5、tvOS 12、macOS Mojaveを発表した。本記事では発表内容を簡単にまとめたい。

iOS 12(2018年秋に提供予定)

  • iOS 12

  • 複数ユーザーで同じAR体験を共有できる「ARKit 2」を発表
  • 「写真」アプリでは、人物、場所、グループ、カテゴリ、最近の検索などの新しい検索機能から、複数の検索語を組み合わせて、目的の写真を素早く探せるようになる
  • 音声アシスタント機能「Siri」では、起動ワードを自由に設定できるようになった
  • 通知モードに「おやすみ機能」を追加。これをオンにすると、通知が画面に一切表示されなくなる。また、通知はグループ化され、アプリごとに通知をひとつにまとめられる
  • 「Animoji」の新機能である「Memoji」によって、自分でカスタマイズしたAnimojiが作れるようになった
  • 「FaceTime」にグループチャット機能を用意。最大32人と同時にチャットができる

  • Memoji

watchOS 5(2018年秋に提供予定)

  • watchOS 5

  • アクティビティの「競争」機能を用意。アクティビティを数値化し、友人と競い合える
  • ワークアウトの自動検出を実装。たとえばユーザーがランニングをはじめると、自動で運動の記録を行う
  • 「Walkie-Talkie」機能によって、Apple Watch同士をトランシーバーのように使い、ボイスメッセージをやりとりできる(Wi-Fi/Cellularモデルのどちらでも対応)

tvOS 12(2018年秋に提供予定)

  • tvOS 12

  • Dolby Atomsをサポート
  • iOS 12と連携することで、パスワードの自動入力も可能に

macOS Mojave(2018年秋に提供予定)

  • 例年、基調講演の最後はiOSの発表なのだが、今年はmacOSが基調講演のフィナーレを飾った

  • 画面モードにダークモードを追加
  • 種類、日付などで、デスクトップに置かれたファイルを自動でグループ分けする「デスクトップスタック」モードを用意
  • Quick Lookやスクリーンショット機能を強化。スクリーンショットでは画面内の動画も撮影可能に
  • 「Continuity Camera」機能。MacからiPhoneを選択し、iPhoneのカメラで撮影した写真をMacにはめ込むことができる
  • iOS向けだった「News」や「株価」「ボイスメモ」がmacOSへ移植される

  • macOS Mojave