タレントのマツコ・デラックス(45)が、4日に放送されたTOKYO MXの情報番組『5時に夢中!』(毎週月~金17:00~17:59)で、懐古主義の中高年について語った。

マツコ・デラックス

マツコ・デラックス

「昔のTVの方が面白かった」などとボヤく中高年は、感動する力が弱くなっているのではないか。番組では、そう訴えかける日刊ゲンダイの記事「おじさんはなぜ『つまらん』と口をそろえるのか」を紹介した。

これについてマツコは、「感受性が下がったからなのかは分からないけど」と前置きし、「自分に置き換えると、日頃楽しいと思って生きてないから。仕事すると苦しいとか面倒くさいとかの方が大きくなる。そうなってくると、見える景色も変わって来るんだろうなと思うよね」とコメント。

さらに、「学生の頃とかは責任もなかったし、音楽だったり、映像だったり、それが人生の主たるものだった。その時に受け取る情報と今みたいな生活の中で受け取る情報、それは全然変わって来るだろうなと思う」と年齢と共に価値観が変化していくことを指摘する。

かつては「昔はよかった」と口にしていたというマツコ。「もうやめた。それにある日、気づいたの。自分がいけないんだって。今の若い子にしてみたら、今の若い子が好きなものがいいのよ」「一応は言うよ? ハロウィンにしてもインスタにしても、最初は死ねよとか言ってたけど、すぐに敗北宣言をすることにしたの。(世間に)馴染んだら私の負け」「ジジイ、ババアは理解しようとしなくていいけど、『なにそんなつまんないことやってるの?』は、若い子にとっても失礼だと思う」と持論を展開していた。