Macを使いこなせば、仕事でも趣味でも一通りのことがこれ1台でこなせるようになります。この連載では初心者の皆さんからの質問をもとに、Macの基礎の基礎をレクチャーしていきたいと思います。今回はMacを購入したばかりの状態でインストールされている便利なアプリを紹介します。

Macにはこれまで紹介した趣味系アプリ、オフィススイートの他にも、「カレンダー」や「連絡先」アプリ、「メモ」や「マップ」といったアプリもプリインストールされています。

Q7:Macで予定の管理はできるの? 連絡先の管理は?

A:それぞれ「カレンダー」や「連絡先」アプリを使って管理できます

Macを購入したばかりの初期状態でLaunchpad、Dockに入っているアプリでまだ紹介していないものを紹介しましょう。

  • Dockにあるアプリを紹介しましょう。左から順に、「連絡先」「カレンダー」「メモ」「リマインダー」「マップ」「写真」「メッセージ」「FaceTime」です

まず「連絡先」は、その名の通り連絡先を記録しておくものです。メールアドレス、電話番号、住所といった情報を記録しておくことで、他のアプリと連携して情報を利用できるようになります。

  • 名前、電話番号、メールアドレス、住所などを記録します。住所録から電話やメールを送ったり、場所を地図で表示できます

  • 「メール」アプリから連絡先を呼び出して参照できます

「カレンダー」は、予定を管理するアプリです。日々の予定を登録しておきます。他アプリとの連携、MacやiPhoneで通知を表示させたりして予定管理できます。

  • 「カレンダー」は日々の予定を登録する予定管理アプリです

  • iPhoneやiPadなどと連携して、予定の通知などをiPhoneで表示させたりできます

「メモ」は様々な情報を記録しておくためのもの。写真、動画、音声情報、ファイルを保存でき、作表機能やiPadの手書き情報などにも対応します。

  • テキストだけでなく写真、動画、音声、ファイルを保存できます。iPadの手書き情報もそのまま保存できます

「リマインダー」はやるべきことを記入しておくToDoリストです。期限を指定しておけば、通知で知らせてくれます。期限がきているものに関しては、アイコンに数字で表示されます。

  • やるべきことを色々と登録し、完了したものを消していく「リマインダー」。日付設定のあるものはまとめて表示できます

  • 日時設定の過ぎた予定はDockのアイコンに数字が表示され、やるべきことの数がわかります。iPhoneにも通知されます

「マップ」は地図アプリ。3D表示で浮き出して見える景色はとてもリアル。位置情報の利用を許可しておけば、現在位置情報を活用したり、経路情報を参照することもできます。

  • 地図アプリとして詳細地図が表示でき、現在位置から目的地までの経路検索もできます

  • 航空写真で3Dモードにすると、建物が浮き上がって見えるようになります(一部地域を除く)

「メッセージ」は「iMessage」を利用できるアプリです。iCloudユーザー間でメッセージをやりとりしたり、ケータイのSMSなどにも対応します。

  • iCloudユーザー間でメッセージのやり取りをするときや、ケータイのショートメッセージのやりとりに使います。iPhone Xの「アニ文字」が送れるのは、このアプリを使った「iMessage」になります

「FaceTime」はビデオチャットアプリです。こちらもiCloudユーザー間で相手の顔を見ながらチャットが可能です。オーディオだけでやり取りする「FaceTimeオーディオ」を使えば、電話の代わりにもできます。

  • ビデオチャットアプリの「FaceTime」。離れたところにいる人でもiPhoneやiPadを使って顔を見ながら話ができます。音声のみの「FaceTimeオーディオ」なら電話の代わりに、無料で通話が利用できます

これらのアプリは全てiPhone、iPadなどiOS機器と連携して使うことでさらに威力を発揮できます。iPhoneと連携するためには、これまで何度か出てきた「iCloud」の設定を行う必要があります。

  • iCloudは同じアカウントを設定したMac、iPhone、iPadなどの間で情報を共有できます

  • icloud.comで無料で取得できるので、この機会にぜひ取得しましょう