エミレーツ航空(本社: アラブ首長国連邦・ドバイ)は10月28日から、関空より運航される定期便にエアバスA380を導入する。2階建て航空機の導入によって、座席供給数は38%増となり、すでにA380が運航されている成田空港と合わせた日本国内2つの空港より、ドバイへのA380による快適な空の旅を楽しめる。A380は現在、関空=ドバイ発着の便EK316/EK317を運航しているボーイング777-300ERに代わり導入される。

  • ボーイング777-300ERに代わり、エアバスA380を導入

    ボーイング777-300ERに代わり、エアバスA380を導入

10月28日からA380が運航するドバイ発大阪行きのEK316便は、ドバイ(DXB)を3時5分に出発し、関空(KIX)に16時55分に到着する。大阪発ドバイ行きのEK317便は、23時35分に関空を出発し、翌日5時45分にドバイに到着する(全て現地時間)。今回の関空=ドバイ線でのA380からA380への乗り継ぎで、ロンドン、モスクワ、モーリシャス、パリなどを含む人気の目的地への快適な空の旅を体験できる。

関空=ドバイ路線に導入されるエアバスのA380は、完全個室式「プライベート・スイート」のファーストクラス1席、 フラット・ベッドシートのビジネスクラス76席、ゆとりあるシートを備えたエコノミークラス399席を有する3クラス制。日本を往復するエミレーツのフライトには日本人客室乗務員が乗務に当たる。

  • 今回の関空=ドバイ線でのA380からA380への乗り継ぎで、ロンドン、モスクワ、モーリシャス、パリ等にも行ける

    今回の関空=ドバイ線でのA380からA380への乗り継ぎで、ロンドン、モスクワ、モーリシャス、パリ等にも行ける

機内エンターテインメントシステムiceは3,500ものチャンネルに渡り オーディオビジュアルエンターテインメントを提供。中には、15本の邦画と30の音楽チャンネルもそろえている。手荷物許容量は最大で、ファーストクラスは50kg、ビジネスクラスは40kg、そしてエコノミークラスは35kgまでとなっている。

日本=ドバイ発着便のファーストクラスでは懐石料理コースを、ビジネスクラスでは懐石弁当を提供する。また、機内にはファーストクラス専用のシャワースパと、ファーストクラス及びビジネスクラス利用者が使える上空4万フィートの機内ラウンジを搭載している。

2018年はエミレーツがA380を導入してから10年の節目となる。保有機材数103及び新たに旅客機59機の受領を予定しているエミレーツは、A380の世界最大オペレーターであり、関空はエミレーツにとってA380の50番目の就航地となる。エミレーツは2002年より日本に就航開始し、現在、成田/羽田/関空よりドバイに向け毎日運航している。