コジットはこのほど、「家事とカビ対策」に関するアンケート調査の結果を明らかにした。同調査は5月23日~25日、全国の20代~60代以上の既婚の男女1,000名を対象にインターネットで実施したもの。
掃除後のきれいさへの満足度・不満度を尋ねたところ、「不満」と答えた割合が最も多かったのは「浴室」(47.2%)で、「キッチン・流し台」(39.1%)、「トイレ」(35.1%)、「リビング」(33.1%)、「寝室」(29.9%)と続いた。特に、「浴室の掃除後のきれいさ」は、男性よりも女性の方が不満と答えている人が多いこともわかった(男性36.3%、女性58.1%)。
続いて自身を含め、家族が行うリビング、寝室、キッチン・流し台、浴室、トイレの掃除の頻度を尋ねた。「毎日掃除する」と回答した割合は、「浴室」が35.7%、「キッチン・流し台」が34.6%、「リビング」が23.4%、「寝室」が14.6%、「トイレ」が13.3%だった。
1週間に掃除を行う概算平均回数を割り出したところ、「浴室」は4.0回、「キッチン・流し台」は3.9回、「リビング」は3.6回、「寝室」は2.9回、「トイレ」は2.6回で、「浴室」が最も頻度が高かった。掃除1回あたりにかける概算平均時間も、「浴室」は12.1分、「リビング」は11.9分、「キッチン・流し台」は10.8分となっており、浴室が最も長い。
梅雨の時期にカビの発生が気になる場所について尋ねたところ、最も多い回答は「浴室」(87.4%)で、「窓・窓枠・カーテン」(35.8%)、「キッチン・流し台」(35.3%)が続いた。「浴室」は男女共通して最も多い回答となった(女性91.1%、男性の83.8%)。
自身が担当していない家事も含め、(やらなくても済むなら)「やりたくない」と感じる家事について聞くと、最も多い回答は「浴室のカビ取り掃除」(44.0%)だった。次いで「キッチンのコンロや換気扇周りの掃除」(41.7%)、「食事の片付け・食器洗い」(34.7%)となっている。
男女別に(やらなくても済むなら)「やりたくない家事」の結果を見ると、女性で最も多い回答は「浴室のカビ取り掃除」(55.3%)、次いで「キッチンのコンロや換気扇周りの掃除」(53.6%)だった。男性は「トイレ掃除」(33.7%)が最も多く、「浴室のカビ取り掃除」(32.7%)が続いている。
(妻の場合)夫にやってほしい、(夫の場合)自分がやるようにしたい、と思う家事について尋ねると、妻が夫にやってほしい家事の上位は、「浴室の掃除」(40.6%)、「浴室のカビとり掃除」(39.4%)、「ゴミ出し」(39.0%)だった。夫が自分でやるべきだと思う家事は、「食事の片づけ・食器洗い」(29.8%)、「浴室の掃除」(28.4%)が多かった。
家事について夫婦でどのような分担をしているか尋ねたところ、夫が5割以上を分担する割合が高い家事は「ゴミ出し」(54.2%)、「浴室のカビ取り掃除」(40.4%)、「浴室の掃除」(37.8%)だった。夫の分担がゼロ、妻が10割を分担する割合が高いのは、「アイロンがけ」(74.6%)、「トイレ掃除」(53.8%)、「キッチン・流し台の掃除」(52.8%)だった。