7月期に放送されるTBS日曜劇場『この世界の片隅に』(毎週日曜21:00~)の追加キャスト陣がこのほど、発表され、女優の二階堂ふみ、俳優の村上虹郎、女優の宮本信子らが出演することが明らかになった。

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    上段左から二階堂ふみ、宮本信子、村上虹郎、下段左から木野花、仙道敦子、塩見三省、ドロンズ石本

累計120万部を突破したこうの史代の同名漫画を原作とする同ドラマは、昭和20年ごろの軍港都市の広島・呉で懸命に前を向いて生きた北條すず・周作夫婦とその家族たちの日常を描く物語。松本穂香と松坂桃李がヒロイン・すずとその夫・周作を演じ、尾野真千子、田口トモロヲ、伊藤蘭、伊藤沙莉、土村芳、久保田紗友が出演することがすでに発表済みだが、このたび追加キャスト陣が決定した。

すずと奇妙な友情を育むことになる遊郭の遊女で、物語のキーパーソン・白木リンに二階堂ふみが決定。すずの幼なじみで初恋の相手である水原哲役は村上虹郎、不器用なすずの優しさを誰よりも理解し、陰ながら見守り続ける祖母・森田イト役は宮本信子が務める。

3人のコメントは以下の通り。

■二階堂ふみ
生と死を身体で感じる日々の中に生きていた人々の暮らし。食べる寝る、誰かを愛し、今日を紡いで明日がある。当たり前が当たり前でなかった、悲しく寂しい時代に、私達と同じ人間が、懸命に生きていたことを感じる作品にできたらと思います。

■村上虹郎
都内では連日満席で観れていなかった映画版を、運良く別府の劇場で観ることができました。劇中で幾度と鳴る空襲警報に子供が"警報飽きた~”と言うんです。その言葉がずっと脳裏に残っています。こんな素晴らしい作品を実写ドラマ化と共によりたくさんの人に届けられること、そして水原哲という役を演じられることがとてもうれしいです。ご期待ください。

■宮本信子
この作品は以前から素晴らしい物語だと思っていました。今回、岡田惠和さんの脚本、土井監督の演出で連続ドラマ化されるということで、出演させていただくことになりました。私が演じるイトは明治生まれで、その時代を生きた人。ごくごく普通の人がその人なりに一生懸命生きてきた、その“なり”を芝居に活かしていきたいです。すずを演じる松本穂香さんとは前から知っているので、自然に孫とおばあちゃんみたいな空気感でやっています。お客様がどのように感じてくださるか楽しみです。

また、すずの母・浦野キセノ役に女優・仙道敦子、すずの父・浦野十郎役に広島県出身のお笑いタレント・俳優のドロンズ石本が決定。すずが嫁いだ北條家の隣人家族の母で主婦仲間のリーダー的存在である刈谷タキ役を女優・木野花が、隣人家族の祖父・堂本安次郎役を俳優・塩見三省がそれぞれ演じる。さらに、幼少期のすず役は、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』やNHK連続テレビ小説『わろてんか』でヒロインの幼少期を演じた子役・新井美羽、径子の娘・晴美には稲垣来泉が決定した。

(C)TBS