俳優の上川隆也が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『遺留捜査』の第5シリーズが、7月にスタートすることが4日、明らかになった。「木曜ミステリー」枠(毎週木曜20:00~20:54)に放送される。
上川演じるマイペースで空気を読まない刑事・糸村聡が、遺留品から事件を解決していく同作。平均視聴率11.0%、最高視聴率13.1%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録した前シーズンに引き続き、京都を舞台に物語を繰り広げる。
上川は「『遺留捜査』という少し変わった刑事ドラマが、これまで続いてきたことが、既に希有なことだと思います。それが、さらに1つシーズンを重ねることがでいる。やはり、ありがたい以外の何物でもないと思います」と、新シーズン開幕の喜びを告白。「これまでと変わることのない『遺留捜査』と、ほんのちょっと変わった『遺留捜査』。この物語はシーズンのごとに、こんな不思議な幕の開け方をしてきました。今回も、『変わらないけれど変わった遺留捜査』が5回目のシーズンを迎えますが、皆さまはどうぞ変わらず、お楽しみください」と、呼びかけている。
糸村が所属する、難事件を鮮やかに処理する"火消し"と呼ばれる「特別捜査対策室」には、栗山千明、戸田恵子、永井大、そして第1シーズンからレギュラー出演する甲本雅裕が再集結。そして、今シーズンから新メンバー・岩田信之が加入する。猪突猛進タイプでプライドの高いキャラクターで、演じるのは梶原善だ。
梶原は「個性あふれるメンバーがそろう上、京都での撮影とあって、楽しみで仕方ないですね。僕は、寒い冬の京都より、夏の京都が大好き。空いてる時間は、町をプラプラするのが楽しみです」と期待。また、「僕が演じる岩田は、一言でいうと“あつかましい男”。彼のあつかましさを前面に押し出して演じていきたいと思っています。上川さんとは約10年ぶりの共演ですが、その10年間の空白を少しずつ埋めていきたいと思います」と意気込みを語る。
テレビ朝日の藤崎絵三プロデューサーは「京都の情景の中でひも解かれる、糸村の3分間の真実の中に、視聴者の皆さまが、感動と希望を持ってもらえるように精いっぱい作って参りますので、応援のほう、よろしくお願い致します」とメッセージを寄せている。