キューサイはこのほど、「アラウンド70歳(団塊世代)実態調査」の結果を明らかにした。同調査は2月25日~4月25日、68~72歳の男女200名を対象にインターネットで実施したもの。

  • アラウンド70歳の「現在感じている健康上の不調」

    アラウンド70歳の「現在感じている健康上の不調」

今後の人生において不安なことを尋ねたところ、65%以上が「自分や家族の健康」と回答した。

男性は「生活費など経済的なこと」「配偶者に先立たれた後の生活」「今後の住まい」などの現実的な不安が女性より高く、女性は「楽しみや生き甲斐を無くすこと」「頼れる人がいなく孤独な暮らしになること」などの精神面に関する不安が男性より高かった。

現在感じている健康上の不調について聞くと、1位は「体力の低下、疲れやすい」(男性52%、女性44%)、2位は「肩こり・腰痛・関節痛」(男性41%、女性34%)、3位は「歯や歯茎の不調」(男性31%、女性27%)となった。いずれも、女性よりも男性の方が不調を感じていると回答する人が多かった。

現在、健康維持のために行っていることを尋ねると、「運動を行っている」と回答した人は女性が8割に対し、男性は6割だった。また、女性の7割が積極的にテレビや新聞で健康維持のために情報収集をしていることもわかった。

気持ちの面で普段心がけていることを尋ねたところ、男女ともに6割以上が「楽しみを見つける、興味をもつ」と回答した。約半数は「感謝の心をもつ」「くよくよしない」と答えている。「新しいことに挑戦」は、女性の方が意欲が高く、男性の2倍以上の差が見られた。

  • アラウンド70歳の「気持ちの面で普段心がけていること」

    アラウンド70歳の「気持ちの面で普段心がけていること」

「今後チャレンジしたい趣味」について聞くと、男女ともに7割が「パソコン・インターネット」と答えた。6割は「旅行・観光」、5割は「散歩」と回答している。

  • アラウンド70歳の「今後チャレンジしたい趣味」

    アラウンド70歳の「今後チャレンジしたい趣味」

50歳のときの自分に声をかけるとしたら、どのようなアドバイスがしたいか尋ねたところ、最も多い回答は「しっかり貯蓄」で、2位は「無理をしない」、3位は「何事にもチャレンジ」だった。