説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『月末までパケットを節約するいい方法はありますか?』という質問に答えます。

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近ごろの従量データプラン人気に伴い、月中どれだけパケットを消費したか気にするユーザが増えています。パケットが残りわずかだけどあと数日持ちこたえれば支払いが増えない、という状況であれば節約を考えるのは当然でしょう。

パケット消費を抑えるには、WEBブラウズやメールの送受信はもちろんのこと、LINEやTwitterといったSNS利用を我慢して……と言いたいところですが、強制力がないと人間は弱いもの。SNSは習慣でついフラッと使ってしまうものですし、アプリの通知がどしどし届くなど不可抗力の部分もあります。徹底的にパケット消費を抑えるのならば、蛇口をしっかり閉めることです。

その蛇口に相当する部分が、「モバイルデータ通信」スイッチです。『設定』→「モバイル通信」の順に画面を開き、「モバイルデータ通信」スイッチをオフ(緑→白)にすれば準備完了です。これで、再びスイッチをオン(白→緑)にするまでパケットが消費されることはありません。データ通信しないよう十分注意していたつもりが不意な通信の発生でパケットが自動チャージされ追加料金が発生していた、という事態も避けられます。

「モバイルデータ通信」スイッチをオフにすると、原則としてキャリア回線経由でのデータ通信ができなくなります。前述したWEBブラウジングやSNS利用だけでなく、通知が届かなくなる、MMSやiMessageを送受信できなくなるといったデメリットが生じますから、不便を覚悟のうえで利用しましょう。

ただし、モバイルデータ通信をオフにしても、電話(キャリアの音声通話)とSMSは変わらず利用できます。自宅などWi-Fi回線を利用できる環境であれば、モバイルデータ通信がオンのときと変わらずSNSやWEBブラウジングも利用できます。それくらいの不便で出費を減らせるのだったら問題なし、と割り切れるユーザにとっては見逃せない節約術といえるのではないでしょうか。

  • 次のステージに進むまでパケットが残りわずか、という場合には「モバイルデータ通信」をオフにする方法があります