MLBの歴史に残るランディ・ジョンソン氏(54)が、2日に放送されるNHK・BS1のドキュメンタリー番組『奇跡のレッスン「野球 ピッチャー編 ~ランディ・ジョンソン(アメリカ)~」』(19:00~20:50)で、硬式野球の中学生選手たちを指導する。
同番組では、世界の一流指導者が子どもたちに1週間のレッスンを行い、技術だけでなく心の変化まで呼び起こす姿を伝える。
ランディ氏はサイ・ヤング賞を5回受賞し、208センチの長身から投げ下ろす速球は160キロを超え、通算303勝、歴代2位となる4,875奪三振記録を樹立した大投手。2010年に現役引退を表明し、2015年にアメリカ野球殿堂入りを果たした。
そんなランディ氏が、野球の「投手」に特化したレッスンを、東京・千葉・神奈川の硬式野球チームから選抜された中学1・2年生に行う。恵まれた体格と素質で三振の山を築いてきたと思われがちなランディ氏だが、当初は「ノーコン」でメンタルも弱かった。そうした課題を地道な努力で克服し、46歳まで現役を続けられたことにつながったという。
子どもたちに1週間みっちり指導するのは初めてのことで、「自分が投手として経験したことをすべて伝えたい」と意気込むランディ氏。フォームはどう固めるのか、どう腕を振ればスピードが上がるのか、メンタルをどう強化するか。最終日、強豪チームとの一戦で、教えの成果が発揮される。