ワグネリアンに騎乗して日本ダービーを制覇した福永祐一騎手が1日、きょう2日に放送されるカンテレ系の競馬バラエティ番組『うまンchu』(毎週土曜深夜1:15~ ※一部地域除く)の収録に参加した。
ダービー制覇までの道のりをまとめたVTRを見て、福永機種は「2013年のエピファネイアで2着になったときは、こういう馬を乗りこなせないなら、もう乗り続けていても意味がないかなと思った。もう勝たなくてもいいかと思ったこともあった」など、長年届かなかったダービーへの苦しい思いを吐露。しかし「今回は、楽しもうと思った。毎年1週間以上前からある胸がざわざわする感覚が、ゲートイン直前までなかった」と、例年と心境が少し違ったことをあかした。
レース中は「ゲートが開いた直後の歓声も聞こえなかった。とにかく“ただただ追う”ことに集中していて、初めての感覚だった」と回想。勝利の夜は豪勢な打ち上げやお祝いがあるのかと思きや、「その日は何もなかったので、ダービージョッキーでなかなかいないと思うんですけど、その日の夜ご飯は新幹線でのお弁当でした(笑)。帰って24時には寝ました」と、意外にも質素な夜を過ごしたことを明かした。
収録後に取材に応じた福永騎手は、レース後初となるテレビ番組のスタジオ収録参加について、「妻(松尾翠)が妊娠しているから、あまりオファーは受けていないんですけど、シャンプーハットの2人の番組ですから、それは喜んで承諾させていただきました」と、経緯を説明した。