象印マホービンは5月31日、圧力IH炊飯ジャー“炎舞炊き(えんぶだき)”(NW-KA型)を発表した。発売は7月21日から。価格はオープンで、推定市場価格(税別)はNW-KA1(炊飯容量0.09から1.0L)が120,000円前後、NW-KA18(炊飯容量0.18から1.8L)が125,000円前後だ。
理想とする“おいしいごはん”を求め、象印マホービンは「かまど炊き」を再検証。かまど炊きの炎がゆらぎながら、釜底部を加熱していることに着目した。炎が部分的に集中加熱するので釜内に温度差が生じ、これが釜内に複雑な対流をもたらす。
今回のNW-KA型は、従来は1つだった底IHヒーターを3つ搭載。独自の「ローテーションIH構造」でそれぞれのIHを独立制御し、かまどの炎の「ゆらぎ」と「大火力」を再現。激しい対流を起こして、釜内の米を大きくかき混ぜる炊き方(炎舞炊き)を開発した。
新開発の「炎舞炊き」に合わせて、新しい内釜も開発。素材や形状を一新した「鉄~くろがね仕込み~豪炎かまど釜」は、IHと相性がよくて発熱効率や蓄熱性が高い「鉄」、高い熱伝導性を持つ「アルミ」、蓄熱性・耐久性に優れIHの発熱を効率よく生かす「ステンレス」を組み合わせた。さらに、釜のふちを特に厚くし、釜側面の熱が逃げるのを抑えて効率よく加熱する。
このほか、以前から搭載している「わが家炊きメニュー」は、121通りはそのままで炊き分けの範囲を拡大。より多くのユーザーの好みに対応した。液晶は白黒反転し、視認性を向上。文字を見やすくした。
外形寸法はNW-KA10は、幅27.5×奥行34.5×高さ23.5(約)cm、NW-KA18は、幅31×奥行37.5×高さ26.5(約)cm。炊飯時消費電力はNW-KA10 が1240W、NW-KA18が1370W。色柄は黒漆(くろうるし)と雪白(ゆきじろ)の2色展開。コンパクトで上質感のある"玉手箱"のようなデザインを採用した。