大切な大切な家族の記憶「サンキュー!ジェットコースター出産!?」

2人目の妊娠が発覚したとき、お医者さんが教えてくれた予定日は3月20日。なんと長女の誕生日の2日前、さらにいえば夫の誕生日の4日前でした(そう、長女と夫の誕生日は2日違い!)。うわ! 私以外みんな3月生まれ!?こうなりゃ2人目は長女と夫のちょうど間の日に産んで、3日間連続誕生日にしちゃおう!と冗談交じり……いや半ば本気で思ったものでした。

1人目のとき同様、つわりナシ・食べられないもナシ・ギリギリまで撮影の仕事もできる、それはそれは元気な妊婦期間を過ごし(こればっかりは神様に感謝ですね、ほんと)、まだまだ予定日まで10日以上あるし、長女と2人で自宅から1時間ほどのところにある実家にお泊まりしようと気軽に出かけた夜に……はい、陣痛さんがやってきたのでした。

夜になってなんだかおなかがコロコロするなあという感触はあったんだけど、いやいやこれは陣痛じゃないな、陣痛はこんな感じじゃなかった気がする! と勝手に決めつけ、2人目の出産のセオリー通り(?)意味のない余裕とともに普通に過ごしていたズボラな私。たまたま家で留守番していた夫とメールをしていて、なんかおなかがねえ……と伝えたら……

「えっ! それ! 陣痛でしょ!」「いやいや、陣痛とはちょっと違うような気が……」「いや、それ陣痛だよ!」「え……そうかなあ、いや違うんじゃないかなぁ」「そうだよ! 今から迎えに行くから!」

夫の到着と同時にすぐにクルマに乗り込み、車中で病院に電話して荷物を取りに家に戻るか、そのまま直接病院に向かうか看護師さんと相談。その間隔ならまだ大丈夫かもと言われ、一旦家に戻って入院用に準備していた荷物を持って、病院へと駆け込んだのでした。