6月11日にWOWOWプライムで放送する『生中継!第72回トニー賞授賞式』(8:00~)。同番組で井上芳雄とともにスタジオナビゲーターを務める乃木坂46の生田絵梨花がこのほど、都内で報道陣の取材に応じ、ミュージカルについての思いなどを熱く語った。
ミュージカル界の一大イベントでもある「トニー賞」。該当期間中にニューヨークのブロードウェイで上演された演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、アメリカ演劇界はもちろん、世界的にも最も権威ある賞として注目を集めている。第72回を迎える今年は、現地時間6月10日にアメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催。WOWOWプライムでは現地から生中継するが、日本のスタジオでは乃木坂46のメンバーでミュージカル女優としての評価も高い生田絵梨花が、ミュージカル界のプリンス・井上芳雄とともにナビゲーターを務める。
生田は「私も去年はイチファンとしてトニー賞を見ましたが、ミュージカル界では誰もが目を輝かせながら楽しみにしているイベントでもあります。そんなトニー賞のナビゲーターということで、本当に光栄と同時に恐れ多い気持ちでいっぱいです」と恐縮しきりも、「まだトニー賞を知らない方もいると思うので、今回をきっかけに素敵な作品や演者さんを知って、ミュージカルをもっと好きになってもらえたらうれしいですね」とコメント。今回の「トニー賞」の見どころを「『ミーン・ガールズ』に注目しています。映画を見たんですが、自分も女子なので『あるある!』という感じで笑えたりしました。それに勢いを感じますし、ミュージカルとしての楽曲も今から楽しみなので、すごく注目しています」と具体的な作品を挙げつつ、「私自身もどの作品が受賞するのかはもちろん、パフォーマンスにもワクワクしています。日本のスタジオでもパフォーマンスをやるみたいなので一緒に盛り上げられたらと思います」と今から待ち遠しい様子だった。
小学校の頃に観たミュージカルに影響され、本格的にミュージカル女優を目指そうと思ったのは高校生ぐらいだったという生田。影響された作品を「『レ・ミゼラブル』や『ロミオとジュリエット』を見たことが、自分の中で将来舞台をずっとやっていく人になりたいと思ったきっかけです」と明かしつつ、「乃木坂46に入る前から好きでしたが、入ってからやりたいことが明確になったというか、より強くずっとやりっていきたいと思うようになりました」と告白した。今後演じたい役柄として「今までピュアな役が多かったんですが、『モーツァルト!』(5月26日から東京・帝国劇場で公演)では新しい役をいただいたりして、自分のイメージにないものや、意外な役とか、限定せずにやっていきたいです」と幅広い役に興味津々。大きな目標としては「末永くステージに立っていたいのが一番です」と力強く語っていた。