紛失防止タグ「MAMORIO」を販売するMAMORIOとJR東日本は29日、首都圏において忘れ物自動通知サービスの試験運用を共同実施すると発表した。
「MAMORIO」はBluetooth4.0(Bluetooth Low Energy)を活用した小さなタグをカバンなどの持ち物にあらかじめ付けておくことで、万が一置き忘れたときもその場所と時間をスマートフォンに知らせるしくみとなっている。公共交通機関や商業施設などに専用アンテナ「MAMORIO Spot」を設置しておけば、忘れ物が忘れ物預り所などに届いた際、自動的にスマートフォンに通知させることも可能だという。
MAMORIOとJR東日本による試験運用では、東京駅・上野駅・大宮駅・千葉駅の4駅の忘れ物預り所に「MAMORIO Spot」を設置し、おもに運用面の確認を行う。駅利用者がこのサービスを活用するためには、持ち物に付ける「MAMORIO」のタグを大手家電量販店やオンラインショップなどで購入しておく必要がある。試験運用期間は約3カ月の予定で、結果を踏まえて運用継続を検討する。