日産自動車は5月28日、「日産デイズ」および「日産デイズ ルークス」の一部を仕様向上し、全国一斉に発売した。
今回の仕様向上では、「日産デイズ」および「日産デイズ ルークス」で全車標準設定している、衝突回避を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の性能をアップデート。レーザーレーダー方式からカメラ方式に変更し、約10~60km/hの車速域で歩行者に対しても作動するよう仕様向上するとともに、車両に対する作動車速域を約10~80km/hと拡大した。
アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いによる衝突防止を支援する「踏み間違い衝突防止アシスト」についても、レーザーレーダー方式からソナーおよびカメラ方式に変更し、軽自動車で初めて前進時に歩行者に対しても作動するよう性能を向上した。
また、後進時についても、壁などの障害物に対して作動するよう機能を追加。従来の加速抑制機能に加え、前後進時とも衝突するおそれがあると判断した場合に自動的にブレーキを作動させる低速衝突軽減ブレーキ機能を追加している。さらに、ハイウェイスターグレードにおいて、LDW(車線逸脱警報)を標準設定とした。
これらの安全性の向上により、両車ともに、ハイウェイスターグレードは、経済産業省や国土交通省などが普及啓発をしている安全運転サポート車、「セーフティ・サポートカーS(サポカーS)」のワイドに対応する。