デルは29日、薄型軽量の15インチモバイルワークステーション「Precision 5530」および「Precision 3530」を発表した。同日販売開始する。直販価格は、ハイエンドモデル「Precision 5530」が259,980円から、エントリー向けの「Precision 3530」が169,980円から(いずれも税別)。
Precision 5530
「Precision 5530」は、同社がInfinity Edgeと呼ぶ狭額ベゼルを採用し、15.6インチ液晶を14インチサイズのきょう体に搭載した薄型軽量のモバイルワークステーション。液晶はシャープのIGZO液晶を採用し、カスタマイズでは4K解像度を選択できる。
本体には熱を通しにくいリアルカーボンファイバーのパームレストを採用し、デュアルファンも備えた。グラフィックスは標準でNvidia Quadro P1000 4GBを搭載するが、P2000 4GBも選択可能。また、Core i5-8300H選択時はCPU内蔵グラフィックスも選択できる。
ベースモデルの主な仕様は、CPUがIntel i5-8400H(2.50GHz)、メモリが8GB、ストレージが256GB M.2 NVMe PCIe SSD、グラフィックスがNVIDIA Quadro P1000 4GB GDDDR5、ディスプレイが15.6インチ(1,920×1,080ドット)液晶、光学ドライブが非搭載、OSがWindows 10 Pro 64bitなど。
本体サイズはW357×D235.3×H11.1~16.82mm、重量は約1.78kg。インタフェースは、Thunderbolt 3×3、USB 3.1 Gen1×2、HDMI×1、SDXCカードスロットなど。
Precision 3530
第8世代Intel Core i5-8300Hを標準搭載する、エントリー向けのワークステーション。解像度がHD(1,366×768ドット)だったり、ストレージがHDDとなったりするなど、上位モデルと比べて性能を絞り、価格も約17万円と抑えた。保守サービスの有無などで2モデルを用意する。
ベースモデルの主な仕様は、CPUがIntel i5-8300H(2.30GHz)、メモリが8GB、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA Quadro P600 4GB GDDDR5、ディスプレイが15.6インチ(1,366×768ドット)液晶、光学ドライブが非搭載、OSがWindows 10 Pro 64bitなど。
本体サイズはW376×D250.65×H24.30mm、重量は約2.03kg。インタフェースは、USB Type-C×1、USB 3.1 Gen1×3、D-Sub×1、HDMI×1、SDXCカードスロットなど。