アクセスヒューマネクストは5月29日、「アクセス就活Scope 19卒学生2018年3月の就職活動調査」を発表した。調査期間は2018年3月21~30日、調査対象は「アクセス就活」に登録している2019年3月卒業予定の大学生、有効回答は501人。

文系の8割超が「まだ終了していない」

インターシップ参加経験を調べたところ、文系は前年(2018年卒6月調査)比11.1ポイント増の81.4%、理系は同8.7ポイント増の77.6%に増加し、全体でも80.0%に達した。

プレエントリー数をみると、文系は「11社~20社」が24.5%、理系は「1社~10社」が39.3%で最多となった。

3月末時点の内定率は全体で20.6%。文理別では、文系18.2%、理系24.6%となった。また3月末時点の内定率をインターシップ参加経験ごとに集計したところ、「参加していない×内定保有」が文理とも約1%だった一方、「参加した×内定保有」は文系17.3%、理系23.5%となった。

  • 内定保有者の就活継続率(出典:アクセスヒューマネクストWebサイト)

内定保有者に内定取得時期を聞くと、61.2%が「3月上旬まで」と回答。内定保有者の就活継続率を調べると、理系は早くも37.8%が「就活を終了」したのに対し、文系は「まだ終了していない」が81.0%に上った。

内定を保有し就活を継続中の学生に、内定企業への不満点を尋ねたところ、文系、理系とも「給与」が最多となり、特に理系で多く32.1%を占めた(文系21.3%)。

内定未保有者の3月末時点の就活状況をみると、約半数の55.0%が「ES提出・適性受験など」と回答。一方、「新たにエントリーする企業を探している」学生も14.8%いることがわかった。