女優の山田杏奈が、ABCテレビ・テレビ朝日系ドラマ『幸色のワンルーム』(ABC7月8日スタート、毎週日曜23:35~/テレ朝7月7日スタート、毎週土曜深夜2:30~)で、ドラマ初主演を果たすことが29日、明らかになった。
このドラマは、はくり氏がSNSで発表し、累計閲覧数2億8000万を突破したた同名コミックを映像化するもの。両親から虐待を受け、同級生からはいじめられ、行き場を失った14歳の少女・幸(山田)がある日、誘拐されるが、それが少女にとって、生まれて初めて「幸せ」を知っていく生活の始まりとなる、誘拐犯とのいびつな関係を描いていく。キャラクターのビジュアルは原作コミックの世界観を忠実に再現し、コミックには描かれていないオリジナルストーリーも盛り込んでいく。
山田は、ドラマ初主演に「『私で良いのかな…』とも思ったんですけど、でもとてもうれしかったです」といい、ストーリーについては「身近で起こってもおかしくないようなお話だと思います」と感想。表情も原作を再現できるように意識しているそうで、「たまに『こんな顔でいるかな!?」というのもあるんですけど、“人間の限界”に挑戦して頑張っています(笑)」と苦労を明かす。
そして、誘拐犯「お兄さん」を演じるのは、上杉柊平。今まで一度も染めたことがなかったという黒髪を銀髪にして臨んでおり、「26歳で、人生で初めて髪を染めたんですが、本当に痛かったんですよ…。今は街で金髪の方を見ると尊敬します。初日は5時間かかってブリーチを3回して、それでもきれいな銀色にならなくて、そのあと2回ブリーチして染髪しています。ウィッグにするという案もいただいたのですが、やはり自分の髪を染める方が馴染みますよね」と、役への意気込みを示した。
他にも、木下ほうか、雛形あきこ、戸塚純貴、わたなべ麻衣に加え、指原莉乃プロデュースのアイドルグループ・=LOVEから、齊藤なぎさと佐々木舞香がドラマ初出演。ABCテレビの飯田新プロデューサーは「恋人でもなければ友達でも、ましてや家族でもない。しかし2人はお互いに本音を隠し、共同生活を送りながら、自分にとっての幸せとは何かを探し続けます。そんな幸とお兄さんの旅を、ドラマを観て一緒に感じていただけたらうれしく思います」と話している。
また、原作のはくり氏は、イラストとともに「祝☆ドラマ化 ありがとうございます!」とメッセージを寄せている。
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