俳優の山崎賢人が、7月12日スタートのフジテレビ系ドラマ『グッド・ドクター』(毎週木曜22:00~ ※初回15分拡大)に主演することが26日、明らかになった。フジ系ドラマ初主演で、初の医師役に挑む。
同作は、2013年に韓国で、17年にアメリカでも放送された同名の連続ドラマを、日本の小児外科の現状に合わせて描くもの。幼い頃から小児外科医になることが夢だった新堂湊(山崎)が、ある日、レジデント(研修医)として小児外科の世界に飛び込み、周りからの偏見や反発にさらされながら成長していく。
湊は、自閉症スペクトラム障がいでコミュニケーション能力に問題を抱える一方、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群という役柄。また、子どものように純粋な湊は、病院の慣例や都合と衝突し、さまざまなトラブルや問題を起こしてしまう。
初の医師役に、山崎は「大きなプレッシャーを感じていますが、医師全体の0.3%(2016年、厚生労働省発表)しかいない小児外科医が、ドラマを通して少しでも多くの方に注目されるように、新堂湊を通して深く潜り込んでいければと思います」と意気込みをコメント。
難しい役どころとなるが、「特別な意識を持たずに素直に演じたいです。僕にとってもまだまだ未知数で、無限の可能性を秘めた新堂湊が、みなさんに愛されるような存在になれば良いなと思います」といい、「伝えたいメッセージがたくさん詰まった作品です。毎週、見た人の心が温かくなるように、ひたむきに小さな命と向き合っていけたらなと思います」とメッセージを寄せた。
今作は、山崎と『好きな人がいること』(16年)で一緒に仕事をした藤野良太プロデューサーや金井紘監督のチームがスタッフ。脚本は、藤野氏がプロデュースした『刑事ゆがみ』『水球ヤンキース』を手がけた徳永友一氏、『刑事ゆがみ』『好きな人がいること』の大北はるか氏だ。
藤野氏は「企画を立てる上で念頭においていたのが“山﨑賢人さんの新しい表情をどう引き出すか”ということで、辿り着いたのが『グッド・ドクター』という作品でした」といい、「主人公のどこまでもピュアで愛らしい姿に、ほろっと泣けて、くすっと笑える。今夏1番の感動作『グッド・ドクター』、ぜひご期待ください!」と力を込めている。