下町情緒あふれる新世界をはじめ、戦後より電器店が集い今やポップカルチャーの聖地となった日本橋でんでんタウンなど、歴史あるスポットもありながら、湊町リバープレイスや、なんばパークスなど、時代の最先端をいくおしゃれな施設も有する大阪市浪速区。平成27年国勢調査によると、一人暮らし世帯の割合が大阪市内で最も多いエリア(72.5%)でもあります。そこで今回は、浪速区の魅力を日本橋筋商店街振興組合の野村さんに伺いました。
ズバリ、浪速区の魅力を教えてください。
「とにかく便利な場所ですね。家賃が安い物件もたくさんありますし、難波や心斎橋などミナミの繁華街に行けば、レストラン、スーパー、本屋、映画館など、大体何でもそろっています。交通アクセスもよく、キタと呼ばれる梅田には電車で8分、京都には1時間くらいで行くことができますよ」
通天閣や、道頓堀、日本橋など名所が点在する浪速区ですが、他にはどんなスポットがありますか。
「こじんまりとしていながらもおいしいお店が立ち並ぶ裏なんば、なんばパークスや湊町リバープレイスなどのおしゃれな商業施設でしょうか。あと、南海電鉄が、難波駅から今宮戎駅間に整備している南海電鉄高架下には、「EKIKAN」というおしゃれなカフェやショップがどんどんオープンしていて今注目のスポットですね!」
とてもにぎやかで楽しそうな浪速区ですが、治安はいかがでしょうか。
「難波やそのとなりの大国町などを中心に、浪速区では再開発や新しいマンションの建設が続いています。そのため、道路が整備され景観もよくなりましたし、治安もいいですよ。大通りから1本なかに入れば、閑静な住宅街が広がっているエリアも多いです。日本橋も観光客や買い物客が多いですが、ほとんどの店は夜8時くらいになれば閉まるため、夜は静かに過ごすことができますよ」
最後に、浪速区に住んだらぜひ訪れてほしい場所や行事を教えてください。
「浪速区恵美にある今宮戎(いまみやえびす)神社には、ぜひ足を運んでもらいたいですね。聖徳太子の四天王寺建立を建立する際、西方の守護神として創建されたと伝えられている、大変歴史がある神社です。毎年1月9、10、11の夜には、“十日えびす”と呼ばれる商売繁盛を祈願する盛大なお祭りがあり、100万人もの人が訪れます。露店などもたくさん出るので、楽しめると思いますよ」
昔ながらの歴史あるスポットに加え、南海電鉄の高架下「EKIKAN」など、話題の施設にも事欠かない大阪市浪速区。一人暮らしを考えている方は、ぜひ浪速区についても検討してみてくださいね。
《取材協力》
日本橋筋商店街振興組合
【日本橋筋商店街振興組合ホームページ(HP)】