シグマは5月25日、デジタル一眼用の中望遠レンズ「105mm F1.4 DG HSM | Art」の価格と発売日を発表した。3月に開かれたカメラ展示会「CP+2018」の直前に開発発表をしたフルサイズ対応レンズで、同社のF1.4タイプの大口径レンズとしては最長の焦点距離となる高画質モデル。
希望小売価格は税別220,000円。発売日はキヤノン用、ニコン用、シグマ用が6月14日、ソニー用は発売日未定となっている。
シグマのフルサイズ対応のF1.4単焦点レンズは、描写性能の高さで高い評価を受けてきた。これまで、20mm/24mm/35mm/50mm/85mmが製品化されてきたが、今回登場する105mm F1.4 DG HSMは最長焦点距離となる中望遠レンズ。最高レベルの解像力を備えつつ、アウトフォーカス部のボケ味の描写までこだわったフラッグシップモデル。シグマでは「BOKEH-MASTER」(ボケマスター)というニックネームを付けている。フィルター径は105mmで、最短撮影距離は100cm。
レンズ本体は防塵防滴構造になっており、天候に左右されることなく撮影に臨める。付属のフードは、ポリカーボネートにカーボンファイバーを含有したCFRP製で、軽さと強度を両立した。
レンズの最大径は115.9mm、長さは131.5mm。重さは約1,645g(数値はいずれもシグマ用のもの)。