富士フイルムは5月24日、ミラーレス一眼の新製品「FUJIFILM X-T100」を発表した。本体中央に電子ビューファインダーを搭載した一眼レフスタイルの機種で、自分撮りに対応した新構造の可動式液晶パネルを搭載しながら価格を抑えた。
実売価格は、ボディー単体モデルが税込80,000円前後、標準ズームレンズ「XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ」が付属するレンズキットが税込95,000円前後、標準ズームレンズと望遠ズームレンズ「XC50-230mmF4.5-6.7 OIS II」が付属するダブルズームレンズキットが税込108,000円前後。発売はいずれも6月21日。
速写性能を重視した「X-T2」や「X-T20」などの機種と共通のセンターファインダースタイルを採用した入門機。背面の3型液晶のヒンジ構造を3方向チルト式に改良し、手持ちでの自分撮りをしやすくしたのが特徴。この構造は、センターファインダースタイルのX-Tシリーズでは初めての採用となる。
撮像素子は、有効2,424万画素のAPS-C型CMOSセンサー(ベイヤー配列)で、X-T2やX-T20で採用しているX-Trans CMOSセンサーではない。撮像素子は高速オートフォーカスが可能な像面位相差AFに対応する。感度はISO200~12,800で、拡張時はISO100~51,200まで拡大する。
Bluetooth low energyを搭載しており、専用アプリを導入したスマホと常時接続し、撮影中に画像をスマホに自動転送する機能を新たに追加した。
本体はアルマイト塗装を施し、質感を高めた。カラーバリエーションはダークシルバー、ブラック、シャンパンゴールドの3色を用意する。本体サイズはW121×H83.0mm×D47.4mm、重さは約448g(メモリーカード、バッテリー含む)。バッテリー撮影枚数は約430枚。