トリップアドバイザーはこのほど、「トラベラーズチョイス 世界の人気観光スポット2018ランドマーク編」を発表した。ナンバーワンに選ばれたのは、2017年に引き続きカンボジアの「アンコールワット」だった。
同ランキングは、世界最大級の旅行サイト「トリップアドバイザー」で、2017年1月~12月の1年間に投稿された世界中の旅行者の口コミをもとに、最も高く評価された世界の「ランドマーク(歴史的建造物や遺跡などの観光名所)」をランキング化したもの。世界中で文化・歴史的な背景を持つ759の名所が選ばれた。
2位はスペインの「スペイン広場」、3位はアラブ首長国連邦の「シェイク・ザイード・グランドモスク」、4位はバチカン市国の「サン・ピエトロ大聖堂」、5位はスペインの「コルドバのメスキータ (大聖堂とモスク)」がランクインした。
11位には初登場の旧市街(チェコ共和国)がランクイン。旧市街は、中世プラハの中心地として栄えた市内でも有数の歴史ある街で、トリップアドバイザーのサイトには「町全体が博物館みたい」「どこを歩いても絵になる、ヨーロッパを感じます」といった口コミが寄せられている。
日本のランドマークトップ10で1位となったのは、京都府の「伏見稲荷大社」だった。「伏見稲荷大社」は、4年連続で日本の1位となっており、世界で24位、アジアでは5位にランクインしている。2位は京都府の「金閣寺」、3位は広島県の「原爆ドーム」、4位は東京都の「浅草寺」、5位は奈良県の「東大寺」となった。
10位には、初登場となる「厳島神社」(広島県)がランクイン。トリップアドバイザー上では、世界文化遺産でもある厳島神社に対し、日本語・英語・中国語のほか、ヘブライ語やギリシャ語といった20を超えるさまざまな言語で「さすが世界遺産」「鳥居の眺めが素晴らしい」などの口コミが投稿されているという。
アジアのランドマークで1位に輝いたのは、「世界の人気観光スポット2018ランドマーク編」でも1位を獲得したカンボジアの「アンコールワット」だった。2位はインドの「タージ・マハル」、3位はタイの「涅槃寺(ワット・ポー)、4位は中国の「慕田峪長城(万里の長城)」となっている。
アジアのランドマークランキングで18位となったシンガポールの「スーパーツリーグローブ」は、ランキング初登場。高さ25~50mもある上部で枝を大きく広げている人工ツリーで、夜はライトアップされるという。「光の色がとても幻想的」「昼間に訪問したが、いつ観てもすばらしい」などのコメントが寄せられている。