LCCの香港エクスプレスは5月20日、熊本と香港を結ぶ定期便の運航を開始した。同路線の定期便は今後、毎週木曜日と日曜日に週2便で運航する。最初の定期便が熊本空港に到着した際、香港の主要旅行代理店の経営陣を含め、全ての乗客がくまモンから歓迎を受けた。
歓迎セレモニーに先立ち、香港国際空港からの出発時には、香港エクスプレスの代表者とともに、熊本県香港事務所の坂東良明所長、芥川宏一郎副所長および趙松堅(Chiu Chung Kin)上級マーケティング・エグゼクティブがサプライズで登場。搭乗する際には、特製のくまモントートバッグと香港エクスプレスのラゲージタグがプレゼントされた。
熊本=香港線はこれまでチャーター便として運航され、従来はいくつかサービスを含んだセットチケットのみで購入できるものだった。今回の定期便就航に合わせ、運賃を片道1万780円から設定(燃油サーチャージや諸税、手数料は別途必要)。この運賃は、5月21日から10月25日までの旅行期間に適用される。
今回の定期便再開に伴い、搭乗者は優先搭乗や機内食などをオプションでサービスを選べるようになり、より柔軟に料金を組み立てることが可能となった。また、運航開始からの1カ月間、香港から熊本への便を利用する人には、特製のくまモントートバッグがプレゼントされる。
利便性に配慮したフライトスケジュールにより、日本からの利用者は日本から香港へ週末を含めた4日間の旅が手軽にできるようになる。海辺に位置する香港は、コロニアル時代の建築から充実した高級ショッピング、近隣の島々、美しい景色を望むハイキングトレイルおよび最高級の点心専門レストランまで、様々な魅力がある。その一方で香港は、マカオ・中国および周辺の東南アジア地域を訪れる人々にとっての乗継地点でもある。
香港エクスプレスのコマーシャル・ダイレクターであるジョナサン・ハット(Jonathan Hutt)氏は、「熊本と協力し、熊本とアジアの各地域との接続の向上に貢献できることを誇らしく思います。日本と香港の間に新たなつながりが創り出されたこの機会に、便利な接続サービスを利用して皆様がさらに広範囲にわたって、アジア各地を訪問されることを願っています」とコメントしている。