俳優の寺島進が主演するテレビ朝日系ドラマスペシャル『再捜査刑事・片岡悠介』の第11弾が、27日(21:00~22:52)に放送。同シリーズを手がけてきた関拓也ゼネラルプロデューサーが、今作の見どころを語った。

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    吉田羊(左)と寺島進=テレビ朝日提供

最新作は、“再捜査の鬼”片岡悠介(寺島)が12年前、天才バレエ少女を襲い、親友の母を殺した殺人犯の正体を追うというストーリー。さらに、吉田羊演じる科捜研研究員・一二三祐希と悠介の関係に大きな動きが起こるという。

2010年に誕生した同作だが、関氏は「実はシリーズスタート当初、悠介は“名刑事”として描かれていました。でも寺島さんに主演していただくからには人間味あふれる主人公を演じていただきたくて、寺島さんの人柄を投影したキャラクターへと少しずつ設定が変わっていきました」といい、“わからないことは納得いくまで捜査する”“引っかかったら止まらない”というキャラクターが完成。

一方で、寺島自身の人柄は「実はすごくやさしくて真面目で義理人情に厚い方。そういう人柄を、ドラマにお借りしています。だから、やさしいセリフを言うと、絶妙に説得力があるんですよね」という。

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そして、悠介と祐希の関係性については「長年、付かず離れず微妙な距離感で過ごしてきましたが、なんと今回は意外にも2人の関係に“決着”がつくんですよ! もしかして…結婚…の2文字が…!? とにかく2人に大きな動きがあるのでそこもまた注目していただきたいですね」と予告。「寺島さんも吉田さんもコミカルなお芝居がうまくて、お2人のシーンはすごく魅せてくれますよね。ご本人たちも、本当に楽しんで演じていらっしゃいますね」と感触を語った。ちなみに、祐希は今作から捜査にも大きく貢献し、科捜研の最新科学が真実を暴いていくという。

今作の見どころについては「事件関係者の夢も掘り下げていくので皆さんに共感していただきやすい物語になっていると思っています」と紹介。さらに、「対照的な2人の母親を描くことで、身につまされるような、切ないストーリーが展開していきます。そんな複雑な事件の謎を、悠介ら刑事たちの執念の捜査と、最新の科学鑑定で暴いていきますので、ぜひご覧ください!」とアピールした。