クラウドポートはこのほど、初任給に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2018年5月1~6日、有効回答は20~40代の個人361人。
「株などの投資」も増加
新社会人時の初任給の使い道を調べたところ、1位「貯金」(50.7%)、2位「両親へのプレゼント」(41.6%)、3位「自分へのプレゼント」(23.0%)と続き、トップ3は前年と同順位となった。また初任給を「株などの投資」に使った人は前年の1.7%から2.5%に上昇した。
初任給の使い道を「貯金」と回答した人に、その貯金を将来的に運用したいと思うか聞くと、「思う」が65.0%を占め、前年より7.7ポイント増加した。
新社会人のときから、将来へ向けて資産運用の知識を多少なりとも持っていた方が良いと思うかとの問いに対しては、72.6%が「思う」と回答。また初任給の一部をもっと資産運用に回しておけば良かったと考えている人は半数近い48.8%となった。
お金の面に関して、将来に不安が「ある」と答えた人は81.7%に上った。同社は「将来の年金制度がどのようになるのか不確かな中で、多くの人が自分に必要なお金は自分で備えなければいけないと感じている」と推測している。
最後にもし資産運用するとしたら、どのような金融商品を選ぶか尋ねたところ、「リターンは小さくても保全性が高く着実に資金を増やしていけるもの」が圧倒的に多く59.8%。次いで「少額(1万円くらい)から投資できるもの」が34.1%、「手間がかからずほったらかしで運用できるもの」が27.4%と続いた。