インターネットイニシアティブ(IIJ)は5月21日、国際電気通信連合(International Telecommunication Union)の電気通信標準化部門(ITU Telecommunication Standardization Sector、以下ITU-T)における第3研究委員会(SG3)に準会員として加入したことを発表した。
ITU-Tは、電気通信技術における国際標準や規格を策定する部門。第3研究委員会では、国際ローミングや電話料金などについて、情報通信技術における経済的かつ政策的事項の研究を行う。近年は電気通信や情報通信技術の発展に伴い、モバイルファイナンシャルサービスやOTT(Over The Topの略で、動画・音声などのコンテンツ・サービスのこと)などについて、経済的・政策的観点から研究を進めている。
IIJは今後、日本のMVNO事業者として得た知見をもとに研究に協力し、ITUが目指す「Committed to connecting the world」の実現に向け尽力するという。