JR西日本は21日、おおさか東線新大阪~放出間の開業に向けた工事が完了することを受け、新大阪駅の在来線のりばの番号を6月24日始発から変更し、改良工事のために休止中だったホーム(1号ホーム)を7月23日始発から使用再開すると発表した。
新大阪駅では2019年春のおおさか東線新大阪~放出間開業に向け、2011年から在来線のりばにおいてホーム新設・改良工事を進めてきた。現在はホーム4面(2~5号ホーム)を使用し、のりば番号を11~18番としていたが、「全ての工事が完了し、5面全てのホームを使用する場合、のりばを11番から20番とすると、在来線20番のりばと新幹線20番のりばが重複してしまうことから、在来線ののりば番号を1番から10番に変更します」とJR西日本。6月24日始発から、現行の11~18番のりばは3~10番のりばに変更される。
使用休止となっているホーム(1号ホーム)は1・2番のりばとされ、7月23日始発から使用再開。現在、特急「はるか」「くろしお」が京都方面、関西空港・和歌山方面ともに同じのりばを使用しており、7月23日から京都方面の「はるか」「くろしお」を1番のりばに停車させ、上下線で異なるのりばとすることで利用者にもわかりやすくするという。1・2番のりばは2019年春以降、おおさか東線の発着ホームとしても使用予定となっている。
1・2番のりばには待合室(広さ約27平方メートル)とエスカレーター3基(上り2基、下り1基)、エレベーター1基、LED発車標3カ所(両面表示2カ所、片面表示1カ所)を設置。京都側の階段横にエスカレーターを増設し、列車とホームの隙間を縮小して段差も解消するなど、安全性とサービスの向上を図る。省エネ実現のため、ホーム上の照明はすべてLED照明に変更。改良前と比べて消費電力を約40%削減する。