Firefoxのブックマークをほかのブラウザで読み込んだり、ほかのパソコンへ移動したりするときは、ブックマークのエクスポート機能を使います。Firefoxでは、「HTMLとしてエクスポート」のほかに、バックアップ機能を利用してブックマークを保存することができます。
ブックマークをエクスポートする
上記のように、Firefoxのブックマークをエクスポートするには、HTMLファイルとして書き出す方法と、JSONファイルで書き出す方法の2つあります。後者はブックマークを復元したいときに使うものです。ほかのブラウザにエクスポートするような用途の場合は、「HTMLとしてエクスポート」機能を使います。
ブックマークのエクスポート機能はブラウジングライブラリーから呼び出します。まずはFirefox画面の右上、「本のアイコン」をクリックして「ブックマーク」を選択し、画面の一番下にある「すべてのブックマークを表示」をクリックします。ショートカットキーなら「Ctrl」+「Shift」+「B」キーを押すと、一発でブラウジングライブラリーを表示できるので覚えておくと便利です。
ブラウジングライブラリーが表示されたら、「インポートとバックアップ」→「HTMLとしてエクスポート」を選択して、HTMLファイルを保存します。エクスポートではブックマークのすべてが出力されます。フォルダやブックマークを個別に選ぶことはできないので、あらかじめブックマークを整理してから出力するとよいでしょう。
エクスポートしたブックマークはHTML形式で保存されます。ほかのブラウザへ読み込ませたいときは、ブラウザのインポート機能を使ってHTMLファイルを読み込んでください。
ブックマークをファイルにバックアップする
「バックアップ」コマンドを使うと、ブックマークをバックアップできます(Firefoxは、ブックマークを自動バックアップしています)。ブックマークが利用できなくなったときや、同期機能(Sync)が利用できない状況でほかのパソコンにブックマークを移動したいときなど、自動または手動で作成したバックアップファイルを読み込むことで、ブックマークを取り込むことができます。
バックアップを保存する手順は簡単です。上記の図4の画面で「バックアップ」を選択し、保存するだけです。バックアップファイルはjson形式となり、ファイル名は「bookmarks-年-月-日.json」です。
バックアップファイルを復元する
バックアップしたブックマークを読み込むには「復元」機能と使います。復元したい日付のバックアップを選びます。自分で作成したバックアップファイルを選ぶときは、「ファイルを選択」をクリックします。
ただしインポート(「HTMLから読み込む」)と違い、復元は現在のブックマーク全体をバックアップファイルの内容で上書きします。現在のブックマークを残したいときは、「HTMLから読み込む」を選択し、ブックマークをインポートしてください。