ぐるなびは5月18日、ムック本「『こちら秘書室』公認 接待の手土産2018-2019」の発売を記念し、「『ベスト手土産ニスト2018』発表会」を都内にて開催した。同会では、おもてなしなどの精神が豊かな有名人を「ベスト手土産ニスト」として選出しており、女優の菜々緒さんが栄えある第1回「ベスト手土産ニスト」として表彰された。
近年の手土産のトレンドは
「ベスト手土産ニスト」は、ぐるなびが運営する秘書業務サポートサイト「こちら秘書室」の秘書会員約3万5,000人へのヒアリングをもとに事務局にて選出されたもの。同サイトは、秘書業務に従事する人を会員組織化し、秘書業務に役立つコンテンツを展開している。ムック本として展開されている「接待の手土産」は、その会員ネットワークを活用し、現役秘書の目利きで選別された手土産情報サイトとなっている。
ぐるなび「こちら秘書室」担当室長の渡邉華織氏は、「手土産の平均価格は4,570円で百貨店が多い傾向ですが、最近ではECからの購入も増えています。今年の特徴としては、原点回帰が見受けられます。見た目の華麗さや日本初出店のようなトレンドや新規性よりも、商品の歴史や安心感、良質な素材を使っていることや見た目から味が想像できるものなど、贈られた側がほっとするような商品に重きが置かれています」と話す。
初代「ベスト手土産ニスト」となった菜々緒さんは、「お仕事で手土産というか差し入れをすることはありますが、秘書というプロの方に選んでいただけたというのが驚き」と受賞にびっくりした様子。
さらに「気配りができて、いろいろなところに目の届く方」と秘書の印象について話すと、「周りだけじゃなく、ご自身の身だしなみなどもきちんとしていないといけない。キャリアウーマンじゃないですけど、第一線で働いていらっしゃるイメージなので、憧れる気持ちもあります」と続けた。
自身が持っていく手土産に関しては、「現場で甘いものと甘いものがぶつからないようにとか、『午前中なら軽め、夜ならしっかりしたもの』などは考えている」との持論を展開。「ドラマの現場では、スタミナや元気のつくものが喜ばれる。焼き肉弁当やカツサンドは好評だった」と、これまでのお土産にまつわるトークも披露してくれた。
「手土産は日本ならでは気遣いやまごころを表すもの。普段は伝えられない気持ちを伝える大切なコミュニケーションだと思いますし、渡した方も受け取った方も幸せな気持ちになれる」と話す菜々緒さん。最後は「今後は初代(「ベスト手土産ニスト」)として、いいプレッシャーを感じながら気を引き締めて(土産を)選んでいきたいと思います」と力強く宣言していた。
「接待の手土産セレクション2018」を紹介!
会場には、接待の手土産セレクション2018がズラリと並べられた。今回からは通算3回「特選」に選ばれた商品は、「殿堂入り」として認定される運びとなり、2018年は「まぐろの角煮」(うを徳)と「プティガトー30」(東京會舘)、「海鮮しぼり詰め合わせ」(巴屋 清信)の3点が殿堂入りとなった。
「まぐろの角煮」は、職人が火加減を調整しながらまぐろを丁寧に炊き上げた自家製角煮。木箱入りで高級感もありながら、5,000円でおつりがくるお手頃価格となっている。生魚が苦手な人にも適しており、誰に宛てても贈りやすいと好評だ。
「プティガトー30」は、昭和31年生まれと歴史ある品で、フランス料理のデザートを家族のために持ち帰りたいというお客の要望から誕生したもの。贅沢な材料にたっぷりのバターで、一部は機械化されているがパイだけは手作りを続けているという。知名度も高く、どの年代にも贈りやすいとの声があった。
「海鮮しぼり詰め合わせ」は、瀬戸内の魚介を独自技術の「しぼり焼き」で焼き上げた海鮮煎餅。つなぎを一切使わず、瀬戸内・広島の海産物をそのまま煎餅にしている。噛めば噛むほど素材のうま味が染み出して美味と評判で、甘いお菓子ばかりでなく、たまには違った品を選びたいときにも自信をもって渡せる品と評されていた。
殿堂入りとなった上記3点のほかにも、まるまると太って脂ののった特大サイズを真空パックにした「特撰 のどぐろ開き」(つきぢ尾粂)」や、10年以上貯蔵された樫樽から生まれた米焼酎「焔の刻印」(繊月酒造)、ホテルの華麗な装飾をチョコレートに仕立てた「天井画ショコラ『竹林』」など、特選に選出された30品が展示された。なお、ムック本にはこのほか入選した品など299品が掲載されている。