JR北海道は18日、特急「オホーツク」「大雪」の車両編成を見直すと発表した。キハ183系初期型車両の老朽取替にともないグリーン車を置き換え、「眺望の良いハイデッカーで全席パソコン用コンセント付きの車両」に。7月1日までに変更を予定している。
特急「オホーツク」は札幌~網走間、特急「大雪」は旭川~網走間でそれぞれ2往復設定され、キハ183系4両編成で運行される。現在、両列車ともに1号車の全室と2号車の半室(1号車寄り)が自由席、2号車の半室(3号車寄り)と3号車の半室(2号車寄り)、4号車の全室が指定席、3号車の半室(4号車寄り)がグリーン車となっている。
道内で活躍する特急形気動車キハ183系のうち、初期型車両(おもに0番台・200番台)は新造車両の投入等により順次引退しており、最後まで残った中間車のキロハ182形なども6月までに引退予定とされていた。特急「オホーツク」「大雪」で使用された半室グリーン車・半室普通車の車両は今後、全室グリーン車の車両に置換えとなり、4両編成の2号車に連結される。下り「大雪3号」「オホーツク3号」は6月30日から、その他の列車も7月1日から変更後の編成で運行されることになった。
あわせて「オホーツク」「大雪」の指定席・自由席車両の配置も変更。1号車の全室と3号車の半室(2号車寄り)を指定席、3号車の半室(4号車寄り)と4号車の全室を自由席とする。札幌~旭川間の特急「ライラック」の指定席・自由席にできるだけ合わせた配置とすることにより、「旭川駅では特急『大雪』と『ライラック』の指定席・自由席が近くなり、乗り換えがスムーズになります」(JR北海道)とのこと。